3/13 京都えきまち共創倶楽部 キックオフイベント
学部4年の山本です。令和7年3月13日に京都駅ビル東広場(京都駅ビル7F)にて、京都えきまち共創倶楽部のキックオフイベントが開催されました。
「京都えきまち共創倶楽部」は、駅ビル7階の東広場を活用し、若者が主体となってイベントの企画運営や勉強会、空間づくりを行いつつ、地域の在り方を共に考え、産学公民が一体となって創造的な活動を展開していくことを目的としています。JR西日本、京都駅ビル開発と共催で、当研究室からは川﨑先生、谷川先生と指宿、山本が実行委員会に参加しています。

今回は第一部では参加型ワークショップや学生有志による演奏会、第二部では川﨑先生をはじめ産官学の関係者のご参加によるキックオフミーティングを執り行いました。
第一部のワークショップでは、「駅とまちの使い方を考えよう」というテーマのもと、学生による東広場の活用提案や、エリアの可能性を探るための質問が書かれたボードを設置しました。参加者からは付箋にその質問を中心にお気に入りの場所や「こんなイベントがあったらいいな」「こんな場所になってほしい」という想いを共有してもらいました。


学生有志による演奏会では、実行委員会の声かけで集まって頂いた京都大学のサークルや有志団体のバンド演奏やダンス披露が行われました。京都駅ビルに音色が響き渡ったことで、広場に足を運ばれた方もいらっしゃったようです。


第二部でのキックオフミーティングでは、川﨑先生から京都駅周辺のまちづくりとその将来像についての講演が行われ、本プロジェクトの意義や京都駅周辺のまちづくりの重要性が再確認されました。続いて、谷川先生から今後の取組の説明が行われ、登壇者によるパネルディスカッションが行われました。パネルディスカッションでは、コーディネーターを川﨑先生が務め、京都市立芸術大学の藤本先生、株式会社梅小路まちづくりラボの藤崎さま、京都市都市計画局の岡田さま、JR西日本地域まちづくり本部の大畠さまをパネラーとして、京都駅ビルに留まらず、京都駅周辺のまちづくりの在り方について積極的に議論が交わされました。各パネラー独自の視点によって様々な提案がなされ、「産学公民の共創」そのものの在り方も垣間見ることができました。


また、本イベントに合わせ、京都教育大学や京都市立芸術大学学生有志の芸術作品展示や、人工芝やファニチャーの設置が行われ、無機質だった空間に彩りが生まれ、確かな変化を実感しました。
今後は、東広場の活用案を広く募集し、参画する学生や団体を拡大したイベントやシンポジウムを積極的に開催していきます。このことにより、京都の玄関口である京都駅ビル内において、文化共創空間・コミュニティを形成し、交流・発信の場へと進化させていきます。さらに、この流れを京都駅ビル内から京都駅周辺へと拡大させていくことで、京都駅周辺を新たな文化共創の発信エリアへと発展させていくことを目指していきます。
今回ご参加頂いた皆様に感謝申し上げます。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。