12/7.8 第15回景観・デザイン研究発表会

M1の新井です。

12月7,8日に日本大学理工学部駿河台キャンパス タワー・スコラ(東京都)にて第15回景観・デザイン研究発表会が行われました。2日合わせて63編の口頭発表と23のポスター発表が行われ、多岐にわたる分野の充実した研究や議論に触れることができ、私自身にとっても貴重な時間となりました。

研究室からは社会人Dの中内さん(株式会社三菱総合研究所)、D1の谷川さん、M1の青木くん、同じくM1の新井がそれぞれ下記のような題目で口頭発表で参加させて頂きました。

中内和/川﨑雅史「景観体験・思いの意味を醸し出すデザイン・ランゲージに関する研究」

谷川陸/山口敬太/川﨑雅史「戦前期京都風致地区における大規模建造物及び公共施設の風致の維持・創出の実態」

青木章悟/山口敬太/川﨑雅史「ニューオーリンズのUrban Water Planにみる道路空間を活用した水循環計画の計画手法」

新井謙介/山口敬太/川﨑雅史「京都の景観まちづくりリーダーの原風景と活動動機の関わりに関する考察」

4名とも口頭発表の後の質疑応答では活発な議論が行われ、それぞれにとっても新たな視点の見つかる貴重な時間になったと思います。

私自身も初めての研究会での口頭発表でしたが、研究の目的や論点を簡潔にわかりやすく伝えることの難しさを改めて強く感じました。質疑応答の中でも今までされなかった角度からの質問もあり、自身の研究内容を見つめ返す貴重な機会となりました。また、修士論文に向けては今回とは異なったテーマになる予定ですが今回学んだことを今後も研究に活かしていきたいと思います。

発表に向けご指導くださった先生方、ご協力いただいた関係者の皆様、誠にありがとうございました。

9/11-14 東大合同研究会 in長野

こんにちは。M2の田中です。

毎年恒例となった東京大学地域デザイン研との合同研究会が9/11-14で開催されました。今年は長野善光寺でヒアリングと研究会を行ったのち、研究室で長野-群馬の視察旅行に行ってきましたので、その様子をご報告いたします。

京大からの参加者は山口先生、谷川さん、河北、平松、田中、青木、吉野でした。11日は京都駅から新幹線に乗り、随時合流しながら名古屋経由で12時過ぎに長野駅に到着しました。

初日は善光寺でリノベを進めているキーパーソンであるナノグラフィカの増沢さん、マイルームの倉石さんにヒアリングをさせて頂きました。どういう姿勢でリノベやまちづくり活動をされているかなど、とても興味深いお話をたくさん聞かせて頂きました。

倉石さんに空き家を案内して頂いたり、東大の皆さんと町歩きをしたり、とても有意義な時間でした。

二日目は朝から研究会議を行いました。今年は試行的に研究発表とは別に、学生同士のディスカッションが導入されました。研究テーマに合わせて4人ずつ2グループに分かれて、それぞれの研究を議論の種にしてディスカッションを進めてくれていました。

初日の夜と二日目の昼の二回にわけて、東大の皆さんと食事をしながら交流する機会があり、研究の話から雑談まで、色々な話に花を咲かせることができました。

その後、東大の皆さんとは解散し、私たちはレンタカーで視察旅行に向かいました。

視察旅行初日は小布施堂の視察から、渋温泉。地面の起伏から舗装まで、こだわりが見えていました。

渋温泉では9代目による、旅館の歴史や意匠についてのツアーに参加。

視察旅行二日目は飯山小菅の里→草津温泉。小菅の里では地元の方に水利用についてご説明いただきながら案内して頂きました。

その後標高2000m以上の志賀高原を峠越えし、群馬県は草津温泉に。

最終日は小諸→軽井沢→甘楽町。

小諸では駅前の停車場ガーデンを中心にまちの色々なところにガーデニングの要素を見ることができました。停車場ガーデン内カフェの施設長の中小路さんにお話を聞かせて頂きました。

軽井沢星野エリアのハルニレテラスに立ち寄った後、甘楽町の水路を視察し、高崎駅から帰路につきました。

今年の合同研究会議・視察旅行では、研究についてご意見をいただけたとともに、多くの方にヒアリングさせて頂き、様々なお話を行くことが出来ました。特に自分のまちに対しての思いを伺うことが出来、とても貴重な体験ができました。

視察旅行でも、関西で調査している地域とはまた違った特徴なども見てとれ、とても充実した4日間でした。

今回の合同研究会議にあたって運営、アポイント、事前の資料共有などして頂いた東大地域デザイン研究室の皆様、ヒアリングさせて頂いた皆様、ありがとうございました。

(M2 田中 椋)

8/20 夏季1dayWS 京都駅南東エリア

こんにちは。M1の渡邊です。

8/20に1-dayワークショップを行いました。

今回のワークショップでは京都駅南東に位置する空地の多いエリアをいかに活性化するかという課題設定で行いました。実は7/6に行ったWSがとても有意義なものとなったことから参加していない人を主な対象として同じ内容で行っています。また前回参加したメンバーについては、対象エリアの中心を通る道路である須原通りに着目して提案を行いました。

山口先生、谷川(D1)、田中(M2)、河北(M2)、平松(M2)、新井(M1)、渡邊(M1)、辛(M1)、関(B4)、萩原(B4)、田中(B4)、梁(B4)が参加しました。

まず、朝から京都駅に集合し高瀬川に沿って街歩きをしました。あいにくの雨の中でしたが、歩きつつ雨宿りをしながら山口先生が案内してくださいました。街歩きを通じて空き地が多くうまく使いこなされていない印象を受けましたが、今年6/22にオープンしたばかりの「THEATRE E9 KYOTO」や2023年の芸大移転予定地など、将来に向けた活性化の兆しも同時に感じることができました。

その後、ワークショップ会場である研究室に戻り街歩きを通じて感じたことや活性化のアイデアを共有しました。

昼食をとったあと、2チームに分かれてコンセプトや街で行うプログラムについて具体的に話し合いました。また前回参加したメンバーは須原通に特化して考えを進め、道路の規制や他事例について調べることから始めました。

中間発表として各チームコンセプトを発表した後は、各々の着目した空き地について作り込んでいきました。

最終発表では、一人ずつ手書きのパースやイメージ図を揃えて発表しました。初めて一人で提案を行う4回生達も、しっかりと対象地を理解した上で斬新な提案を行っていてとても心強く感じました。

WS後は研究室にて打ち上げ。

今回のWSを通じて多くのことを勉強させてもらい、ありがとうございました。

M1 渡邊奈々恵