10/25.26 橋梁模型製作コンテスト

建設技術展近畿2017 橋梁模型製作コンテストにM2朱さん、M1章、高林、寺島が参加しました。

ありがたいことに、川﨑研は毎年のように参加させて頂いております。

 

昨年、載荷試験で無念の失敗をしてしまった経験から、今年は強度的にも問題のない橋を目指しました。

そこで完成したのがこのRECIPROCAL RING BRIDGEです。

reciprocal structure

reciprocal structure というものは、部材が互いに支え合うことで自立する一風変わった構造を指します。

 

展示用パネル

これを利用し、張弦構造を生み出すことで独創的なデザインの橋梁に。

12本の部材を用いることで正円に近づけ、リングの中に橋桁が包み込まれているような印象を与えます。

学生の今でしか挑戦することはできないような、既視感を与えないものを追求しました。

 

昨年の倍は検討用に模型を製作し、練習の載荷試験では無事25kgに耐えるものを設計することができ、万全の態勢で臨んだ本番。

 

1日目には制限時間2時間以内で橋梁を設計します。

練習で作ったどの橋よりも正確に、慎重につくり上げることができ、ひとまず安堵。

会場の皆さんへのアピールもしっかりと。

出来上がった橋梁の前でパシャり。

参加した16チームの橋梁が展示され、圧巻です。

ほとんどが社会人のチームで、実務で橋を設計されている方の作品を拝見でき、大変勉強になりました。

 

そんな中、僕たちの橋梁の写真を撮って下さる方も多く、他チームの方々からもたくさんお褒めの言葉をいただけました。

皆様、本当にありがとうございました。

 

二日目、運命の載荷試験。

今年こそは、と意気込み臨みました。

が、、、結果はたわみが基準をオーバーしてしまい惜しくも敗退。

思い返すと載荷の練習時から破壊はしなかったまでも、たわみはギリギリでした。

 

たわみ対策をもっと施していれば、、、

非常に残念でしたが、

「京大にはこのままギリギリを攻めて欲しいね」

「毎年楽しみにしているよ」

など、会場の皆様からは暖かいお声をかけていただきました。

 

今回のコンペでは本当に多くを勉強させて頂けました。

アドバイスをして下さった皆様、ありがとうございました。

来年の受賞を目指し、また精進致します。

 

 

M1 寺島健