研究室NEWS

三条通デザインアイデアブック

山口です。京都三条通デザインアイデアブックが研究室に届きました。
全66ページ。いい感じに仕上がりました。オンラインでも公開しました。
https://saas.actibookone.com/?cNo=97927&param=MV8zXzc=&pNo=1

内容は、昨年度実施したデザインワークショップ(https://kyotosanjyo.wordpress.com)の成果と、
それをベースにした、京の三条まちづくり協議会による将来ビジョン(たたき案)のとりまとめ、です。
住民の皆さんと京都他の大学生・若手社会人、専門家による協働デザインの試みが、うまく結実していると思います。
研究室博士課程の谷川君には編集で、大変お世話になりました。

今年度の国交省・官民連携まちなか再生推進事業にも採択され、いよいよ次のフェーズに入りました。
道路活用の新たな可能性開拓にむけて私も頑張ります。

まずはこれまでの取り組みに協力していただいたみなさまに感謝を込めてご報告まで。

※まちづくり協議会さんが主に京都の方向けにアンケートも実施されているので、ぜひご回答いただければ幸いです。
https://www.facebook.com/sanjyo.kyo/posts/5188455904558317

最後になりましたが、デザインワークショップ参加者の皆様、関係者の皆様に御礼申し上げます。

中之島通 開通報告

山口です。4月1日、歩行者空間化整備を進めていた中之島通から、工事の仮囲いが撤去され、全面通行可になりました(大阪市ホームページ)。翌日に現地確認に行きました。
 

整備後(2021年4月)の中之島通
整備前(2019年)の中之島通

 

 こども本の森あたりにいくと、子どもたちが。少し前までアスファルトの車道だった通りの真ん中を、そして自分たちが何度もスタディした空間の上を、自由に歩き、走り、座り込んで遊んでいる様子を目の当たりにして、感動しました。

 本の森の階段の上から。よく見えます。(地上機器を移設してくれた関電さん、素晴らしい!)

 細部にわたってかなり丁寧につくっていただいていました。現場の皆さん、施工管理のみなさんの汗と苦労がものから伝わってきました。ありがたい。本当に関係者の総力戦の結果です。

右が既存の公園部分、左が旧道路の新設部分(フォトコラージュじゃないですよ)
まだ一部工事中で工事車両も。とても広々とした空間になりました。

これからの展開、活用が楽しみです。

安土未来づくりプロジェクト

山口です。3月27日(土)、安土車座会議(ワークショップ)を西の湖ステーションにて開催しました。今年度、安土の地域団体のみなさんへのヒアリングをふまえて検討してきた「安土未来づくり」の方針案について、大目標、コンセプト、未来づくりの6つの方針案をお示しさせていただいた上で、具体的な体験・交流アクションプログラム案について、投票、グループワークを経て、議論を深めました。この後、『安土未来づくり アイデアブック』として形にしていきます。

 

57のプログラム案はあくまでアイデアとして示させていただきましたが、実際に実現できるものからはじめることも考えています。そこで、仮に「地域観光会社」が実現したと仮定して、これはやってほしい、これはぜひ企画に参加したいというものを、みなさんに選んでシールを貼っていただきました。

 

 次にグループに分かれて、特に進めたいプログラムを選んでもらい、その理由や感じたことなどのコメント、魅力や資源の活用アイデア、実現のために必要なこと、などを話し合いました。

 

 最後は全体での話し合いを行いました。あらためて分かったのは、安土というふるさとの原体験や感動体験を継承していくこと、子どもたちが体験でき、学べる機会をつくること。これが安土未来づくりの根本であるということです。

 そして活動を継続するために「稼ぐ」ことを考える。資源管理と地域経営を重ねることで、人材と資金を地域で循環・活性化させる。それを地域でコントロールする。まずは、コーディネーターなどの人件費をどう生み、そのステップをどうつくるか。

 次年度以降も、より詳細な検討を重ね、アイデアブックの発行とさらなる充実を図りたいと考えています。

※今回私はオンライン参加。学生3人(谷川・清水・関)がWSの進行とファシリテーションを担ってくれました。