8/19 Atridaさん送別会

M1の木下です。

8/19にD3のAtridaさんの送別会をデザイン室で行いました。

 

 

研究室のメンバーに加え、Atridaさんのご家族もお招きしました。image

当日は朝から会場の設営をして、張さんが中心になって水餃子とたこ焼きを私たちで作りました。

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Atridaさんが到着されてからは食べ物や飲み物を持ち寄って、思い出話に花を咲かせました。image

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送別会の最後に、帰国されるAtridaさんに研究室のメンバーから、美濃和紙を使った和紙をプレゼントさせていただきました。

2時間弱ではありましたが、最後に楽しい時間を過ごすことができました。

Atridaさん、3年間お疲れ様でした!お元気で!

 

木下 優貴

 

 

 

 

 

8/17 Atridaさん博士学位論文公聴会

2016年8月17日、川崎研究室博士課程・Atrida Hadiantiさんの博士学位論文公聴会が行われました。

 

Atrida Hadianti 「Economic Evaluation for Riverside Landscape Design Considering Amenity and Disaster Mitigation: a Case Study for Yogyakarta City, Indonesia

(アメニティと防災性を考慮した河川景観デザインに対する経済性評価:インドネシア、ジョグジャカルタ市を対象として)」

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インドネシアのジョグジャカルタ市を流れる河川(Wingono 川、Code 川、Gajahwong 川)に関し、上流のメラピ山に由来する多量の土砂を含む洪水への対策として河川改修を実施すると想定した場合の、市民への情報提供のあり方が、当該事業に対して市民が感じる価値にどのような影響 を与えるか を 明らかにすることを目的とし、仮想市場法( CVM: Contingent Valuation Method)を用いて計測及び考察を行った研究です。

 

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30分間、博士課程での研究の集大成を分かりやすく堂々とした発表をされていました。

Atridaさん、発表お疲れ様でした!

いつも元気で明るいAtridaさんがご卒業されると思うと寂しさを感じますが、今後ますますご発展なさると思います。ご卒業おめでとうございます!

 

8/13 夏のデザインWS 最終日

13日(土)

13:00-16:00 デザイン コアエスキスタイム
16:30作業終了
17:00 最終成果発表会

3日目は、17時の最終発表に向けて各人で設計を進めます。
お昼からは、OBの八木さん(日建設計シビル)、村上さん(日本設計)、畠中さん(三菱地所設計)、八尾さん(大日本コンサルタント)、牧田さん(平成建設)が来てくださいました。また、昨日から引き続いて大川さん(日建設計シビル)も参加してくださいました。
中には、WSのために日帰りで遠方から来て下さった方や、予定の合間を縫ってエスキスの1時間を作りだして下さった方など、それぞれ御忙しい中で駆け付けて下さいました。本当に素晴らしい先輩方です。

参加者の皆さんは、集中して17時に最終発表に向けて準備を進めます。
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17時の最終発表では、前日と同様2グループに分かれて、共有したコンセプトを述べて、参加者の7名がそれぞれデザインした空間を発表しました。木村先生にもご参加いただきました。

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最終発表の構成は、発表3分・質疑7分の計10分となっており、以下の提出物と共に発表が行われました。
(1)全体計画提案(1/500) A3 1部
(2) 提案対象区域内の設置計画提案
① 計画・整備・建築概要
② 一般図(1/100 配置図、立面図のみ)
③ イメージパース(外観パース)
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最終発表では、観光客数の推移や観光客の意識調査、京都市内へ来る人の交通量調査などの統計データを用いて、提案のターゲットを定めておりました。
また、空間の持つポテンシャルを説明するために、東山の持つ歴史や文化を調べ、その中で現在の空間を位置付ける提案も行われました。

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質疑では、
・青龍殿といった対象地と隣接する施設との関係性はどのように考えているのか。
・用いた統計データと空間提案の相関関係が説明できているか。
・維持管理を含めた空間の利用方法はどのように考えているのか。
・対象地全体の軸となるコンセプトがブレてしまっていないか。
・「京都らしさ」として舞子や歌舞伎、座禅、庭園などが提案されているが、ここでそのイベントを行う必然性は何か。
・出資事業者および市のメリットは何か。
・ターゲットはどのような属性の人々か。(観光客・地元の人という抽象度ではなく、より具体的に誰か。)
・わざわざ山頂まで来て体験するに値する価値を有しているか。
・公園や空間を構成する素材は何か。また、何故その素材を選んだのか。
など、白熱した質疑応答となり、予定時間を越えても議論が続きました。

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全員の質疑応答を終え、先生とOB、Dより講評を頂きます。
・空間デザインでは、個人の感覚的な思考や好みに左右されるのではなく、すべてが必然性によって導かれなければならない。今回は提案に必然性を有する発表が少なかった。
・パース表現の説得力が弱かった。書き込む線の強弱や表現の抽象度をしっかりと意識すれば、短時間においても説得力のある絵を描くことが出来る。
・与えられていた課題をもっと読み込むべき。実際の仕事においても、発注者の意図を読み解くことは非常に重要であり、設計課題はそこと通じる。
・ゾーニングや動線、空間の面積など、すべての線引きには根拠が必要。その点の説明や考えが不十分。
・背景や提案が課題対象地のみで閉じてしまっていた。もっと広い視野で課題を解いて設計に表現して欲しい。
・空間の必然性、唯一性を説いた中で、もっと個性的なデザインが欲しかった。あと、ユニバーサルデザインを考慮するなど、実務において必要不可欠な要素が欠落している発表が多く、その点も勉強してほしい。
・対象地の持つポテンシャルを読み解く作業が不十分。経済学のVRIO分析など、読み解き方の分析を勉強して欲しい。
など、非常に厳しく、そして各人の経験に基づく貴重なアドバイスを多く頂きました。

講評を頂いた後は懇親会です。
発表会場を懇親会会場へと変え、開始されます。
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懇親会ではOBの皆様が携わっている業務の話や、参加者の感想など、終始和やかに進んでいきます。
そして、懇親会の締めは最優秀賞の発表です。
この最優秀賞は、先生方とOB、Dによって行われた採点より決定されています。

採点の結果、最優秀賞は吉武君(B4)です!!
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ただし、点数はどの参加者も拮抗しており、この結果に一喜一憂するのではなく、今後も多くの知識と経験を蓄積させ、自分のデザインにおける核を築いて頂きたいです。参加者の皆さまお疲れ様でした。

また、今期のデザインWSは、お盆を返上して参加してくださった川崎先生、久保田先生、山口先生、そしてOBの皆様の多大な支援の下で行われました。
本当に皆さまありがとうございました。

全員ではありませんが、デザイン室にて撮影しました集合写真です。
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最後に、このWSに駆けつけて下さったOBを改めてご紹介致します。
八木さん(日建設計シビル)、村上さん(日本設計)、木村先生(京都大学)、大川さん(日建設計シビル)、畠中さん(三菱地所設計)、八尾さん(大日本コンサルタント)、牧田さん(平成建設)、金さん(竹中土木)、湯川さん(日建設計シビル)、以上の9名です。

本当にありがとうございました!!