谷川です。令和6年度近江八幡市民広場ワークショップ(WS)の第1回が開催されました。
このWSは、市庁舎前の市民病院跡地周辺(現駐車場や道路を含む一帯)の広場整備に向けて、市民や企業の方々と一緒に広場のあり方を議論する場となっています。近江八幡市、パシフィックコンサルタンツ、アドバイザーとして京都大学地球環境学堂の小林広英先生、山口先生とともに私も参加しております。
第1回WSでは研究室から中尾、岡本、原田が参加し、午前は市内4校の中高生、午後は子育て支援団体等の市民参加者や市職員が集まり、それぞれの目線で活発な議論が行われました。当日は、山口先生からの全国のにぎわう広場・公園の事例に関するミニ講演が行われ、「行きたくなる広場」や「そこで何をやってみたいか」をテーマに、イメージや方向性を共有しました。
中高生の部では、近江兄弟社中学、八幡中学、八幡高校、八幡商業高校の学生が参加し、「みんなが自由に使える広場」「様々な人が交流する広場」「写真映えする、静かに過ごせる広場」などのテーマで発表があり、学生ならではの視点で広場の可能性を検討しました。下記、当日の総括内容です。
ワークショップの様子(中高生の部)
グラフィックレコード(中高生の部)
一般の部では、「広場に行くきっかけをどうつくるか」「多様に使える、育てる広場」「誰もが自由にゆっくりできる広場」といった意見が出て、今後の具体的な議論に進めるための全体的なコンセプトや方針が見えてきた会となりました。
ワークショップの様子(一般の部)
グラフィックレコード(一般の部)
ご参加頂いた皆様に感謝申し上げます。次回も楽しみです。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
2025年2月12日 7:26 PM
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修士1年の中尾です。令和6年11月27日から12月1日にかけて京都芸術大学(旧造形大)で開催された京都ランドスケープデザイン展(以下KLD展)について報告します。
KLD展は、関西のランドスケープ教育の発展のために関西を中心としたランドスケープを学ぶ大学の学生が集まり作品の展示、発表を行う一年に一度の展覧会です。設計の優劣や順位を競うのではなくあらゆる学年、あらゆる作品を「展示」し、「講評」していただくことに重要性を求めています。
私たちは、川﨑研OB日建設計の八木弘毅先生のご指導の下、前期の景観デザイン論での設計課題を出展し、佐々木葉二先生による講評とKLD展本講評会での講評を受ける貴重な機会を受けました。設計の要旨やディテールの詰め方など、大学や専攻により独自の色があり、同年代の出展者とも対話を重ねていく中で、新鮮な価値観に触れることができました。
中尾 翔
2025年1月15日 5:41 PM
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修士1年の中尾です。令和6年10月11日、12日に開催された中之島ブリッジテラス2024秋の社会実験について報告します。
大阪市中之島では、民間主体の橋のマネジメント体制の実現に向け、現代版の「町橋」制度づくりが目指されており、錦橋・水晶橋・中之島ガーデンブリッジ・本町橋の4橋で、それぞれのテーマの下、公・民・学の連携による橋上を魅力的にする社会実験が開催されました。
錦橋では、「都市と地方を橋渡しする橋」というテーマの下、阪神高速道路(株)、キョードー関西グループ、(株)丹波悠遊の森協会をはじめとする多くの関係者の方々との連携・協力もあり、マルシェ・日本酒試飲会・野外音楽ライブ・FM生放送など、民間事業者による様々な催しが錦橋の橋上で実現しました。
3Dモデルでの検討を経て特注で用意したファニチャーは、植栽枡の上面に敷かれた芝生とともに多くの人々に利用され、作成した社会実験パースが徐々に現実として形になっていくことに確かな手応えを感じました。
来年春の社会実験に向けて今後も検討を重ねていきます。
中尾 翔
2025年1月15日 5:36 PM
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