研究室NEWS

2月3日 2011 『Footbridges』日本語版完成

2008年9月ごろ、各自担当ページの翻訳を開始してから2年半弱。
ついに完成の日を迎えました!
准教授の久保田先生のお誘いで研究室の学生3名が関わらせていただいたこの本の翻訳プロジェクト。
博士2年生(当時)の林倫子さん。修士2年生(当時)の八木弘毅さん。修士1年(当時)のわたくし村上理昭。そして、ベルリン工科大学の研究員であるドイツ在中の増渕基さんを含めた5名で均等に分担をし、ここまでかというぐらい日本語のチェックを皆でした日々が懐かしく思い出されます。
書店に並ぶのは一週間後(2月10日ごろ)みたいですので、ぜひ皆さん一度手にとってご拝読いただければ、と思います。
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左から時計まわりで、村上、久保田先生、林さん、八木さん。

「本書は、Ursula Baus、Mike Shlaich、Fussgängerbrücken: Konstruktion Gestalt Geschichte、Birkhäuser、Basel、2007の全訳である。(中略)この本の魅力は、網羅性と視覚性につきるだろう。序文で述べられているように、社会、構造、デザインなどの観点において多様な可能性をもつ歩道橋は、その魅力に気づいている人々は決して多くなく、世界的にも文献が少なかった。本書の対象はヨーロッパの近現代が中心とはいえ、構造・デザイン・歴史の要点と重要事例をまとめた世界的な定本が生まれたと言ってよい。」(あとがきより一部抜粋)

(村上)

12月14日、2010 第10回ランドスケープ学生設計競技結果

第10回ランドスケープ学生設計競技にて、B4大川雄三とM1村上理昭が佳作を受賞しました。

設計対象地として、奈良は東大寺南大門のすぐ横にある観光バス用駐車場が選ばれ、そこを平城遷都1301年の節目にふさわしいかつ、来訪者にとっても快適に時間を過ごせる公園にせよという課題でした。

応募総数32点(遠くは東京から)の中から厳正なる審査の元8点が入選として2次審査に進み、運よくわれわれもそのプレゼンテーションに登壇させてもらうことができました。*グループではなく別々の案で。

pptによる7分の発表と5分質疑応答。

*写真はその時の様子(大川)

冒頭で、「受賞しました」と言いましたが正直最優秀を逃したという意味で負けた。そういう実感で悔しさが勝ります。

*写真は授賞式の様子(大川)

われわれがこのコンペに臨んだ背景として、都市空間を考えようとすると、そこには土木も建築も造園もひいてはIDもない。というかすべて考えないといけない。そういうことを思っていまして、景観や風景、デザインなどについて普段研究などを通して考えていることを実践し、その中で得た知見を自身の専門の研究に活かすことが必要ではないか。そのようなチャレンジで挑んだ今回のコンペ。もちろんランドスケープデザインを専門としてやっている学生にまだまだ力及ばずのところはありましたが、審査委員長の宮城先生や京大建築の岸先生らに印象付け、他にはなかった手描きドローイング力と壮大なストーリーメイキング力。コンセプトを論理立ててビジュアルで説明する力など評価していただき、今後のさまざまな活動の糧としていきたいと思っています。

(村上)

11月6日,2010 京都大学・岐阜大学 合同卒業研究中間発表会

116日、岐阜大学地域システム計画研究室と合同卒業研究中間発表会を行いました。 

 

昨年に続き、今回が2度目の合同発表会です。

久保田先生からの歓迎の挨拶

 

午前中は修士研究発表、昼食をはさんで午後からは卒業研究発表というプログラムでした。

 

B4 坪内君の発表

 

全ての発表が終わった後の総括では、教員と学生の双方から研究内容や研究の取り組み方などに関する様々な意見が出ました。

中には厳しい意見もあり、今後の研究に対する姿勢やゼミの在り方、普段の研究室での生活について考える良い機会になったのではないでしょうか。

 

夜は懇親会を行い、研究の話をしたり世間話をしたりと交流を深めました。

岐阜大学の方々と話すことで、新しい見方や考え方ができとても新鮮に感じました。

 

振り返ってみると、1日を通じて色々なことを考えさせられました。

最近の研究室は、学生同士の議論、もっというとコミュニケーション自体が少ないと感じていたので、この発表会をきっかけに学生自身の姿勢や研究室の雰囲気を良い方向に変えていけたらと思います。

 

研究のヒントは、議論はもちろんのこと、普段の何気ない会話から得られる場合も多々あります。

何気ない会話から食うか食われるかの議論まで、活発にコミュニケーションをとっていきたいですね。

 

研究室のみなさん、頑張っていきましょう。

 

(西野、高山)