11月15日 神戸市橋梁模型コンテスト

11月15日(土)に神戸市で橋梁模型コンテストが行われました。去年一昨年出していた建設技術展の橋梁模型コンテストではなく,今年はこちらのコンテストに参加しました。

去年までは現地施工で,載荷条件も集中荷重,支間長が1mという条件だったのに対して,今年のコンペはあらかじめ作った橋梁模型を持ち込み,移動荷重,支間長1.3mという条件でしたので,例年とは違う切り口で取り組みました。

めいんぱ
でぃてーる

しょうばん

コンセプトは「浮遊」。

コンペという場にふさわしいように,今までにみたことのない橋の概念の提案を試みました。圧縮部材となるY字部材が引張材のみに接続されており,空中に浮いたような形態を作り出しています。模型だからできたバランスかもしれませんが,歩道橋くらいのスケールで実現すれば面白いのではないかと思っています。

最優秀賞はとれませんでしたが多くの審査員の方に評価していただき,審査員特別賞を頂きました。いろいろと考えさせられることが多いコンペとなりましたが,得るものも多く,メンバー一同,コンペを通じて成長できたと思っております。

 

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受賞後の記念撮影

(畠中 達亮)

 

10月25日 恵那市三郷町椋実第2回WS(ワークショップ)

岐阜県恵那市三郷町椋実地区において10月25日(土)に恵那市景観まちづくりWS(ワークショップ)が行われ、学生3名(水牧、牧田、諏訪)と山口助教がファシリテーターとして参加しました。椋実地区は、庄内川の源流域に位置する中山間地で、里山や田畑、川といった美しい里風景が残されている場所です。

三郷町まちづくり委員会:http://misatohp.webnode.jp/

 

7 観音堂眺め

観音堂からの椋実集落の眺め

4 小川

椋実川

 

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ボタの草刈り

 

恵那市では、景観計画の検討にあたり、単に見た目の印象を整えるための計画だけでなく、山や農地、里といった自然と人のつながり、そこでの人々の暮らしが見える風景を重要視して、各地域ごとに具体的な内容を検討しています。

そのために、地域の景観を構成している生活・生業・信仰等を含めた要素を洗い出し、将来につなぐべきもの・創造していくべきものは何か、地域の将来像・実現の方策を、住民の方々といっしょに議論する場として、景観まちづくりWSを開催しました。WSは恵那市と3大学(早稲田大学、日本大学、京都大学)、プランニング・ネットワークが共同で開催しており、今年度は三郷町・武並町において行っています。

WSは全4回を予定しており、今回は地域の資源は何かを住民の方々と議論しました。

まず初めに山口助教から、WSの趣旨説明をしたのちに、バーチャルまち歩きと称して、学生たちが撮った写真をもとにスライド上で仮想的にまち歩きを行いました。住民の方々にとっては、普段見慣れている風景だったと思いますが、改めて見直してみると様々な意見が出て、自分たちのまちを見直すきっかけとなったと思います。

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WSの様子。初めに山口助教から趣旨説明。

 

その後、2グループに分かれて、残したい資源の整理と利用の仕方、管理の方法、将来の展望など意見を出し合いました。

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グループワークでの議論の様子

 

グループワークを終えてから、議論した内容を発表しあい、地区全体での資源を洗い出しました。椋実地区において、将来に残したいものはなにかを見いだせてきたような実感がありました。

グループワークの成果を発表

グループワークの成果を発表

 

最後に住民の方々に、椋実の将来像とWSの感想を語っていただきました。

椋実の将来像を語っていただく

椋実の将来像を語っていただく

 

アットホームな雰囲気の中、議論も白熱し、非常に有意義なWSとなりました。

 

今回、WSの会場となった「あんじゃないの家」は、地域の方々とボランティアの人たちが共同で古民家を改修した場所で、味わいがありながらすごくきれいに整備されています。学生3人は前日に泊めさせていただきました。

 

あんじゃないの家(あんじゃないの意味は案ずることはない)

あんじゃないの家(あんじゃないの意味は案ずることはない)

 

 

美しい里の風景は、それを維持する人がいてこそ生まれるのだということ、そして、少子高齢化によってその風景を維持していく人がいなくなってしまうという危機が近づいているのだということを、今回のWSを通じてひしひしと感じました。

椋実に限らずこうした厳しい現実は日本全国で起きていると思います。廃村になる地域も出ていると聞きます。

美しい里を後世につないでいく一助となるため、これから頑張っていきたいと思います。

今後のWSでは、椋実の資源を守っていくためのアクションプランを議論する予定です。

 

 

(水牧 達志)

9月24~26日 研究室旅行@鳥取島根

はじめまして。B4の川崎です。

先月の研究室旅行についてです。今年は学生だけで、台風の中、鳥取県と島根県に行ってきました。

 

☆1日目:大山→足立美術館

 
まずは中国最高峰、大山。日本で3番目に国立公園となり、現在は「大山隠岐国立公園」として、蒜山牧場や日本海に面した海岸など、広範囲かつ四季折々の景色が魅力となっています。

車内から見た大山

車内から見た大山

日本一長い自然石の道を登っていきます

日本一長い自然石の道を登っていきます

大山寺に到着

大山寺に到着

 

お次は足立美術館。横山大観の作品や日本庭園で知られる美術館です。創設以来「日本庭園と日本画の調和」の方針を掲げ、130点にも及ぶ横山大観の作品をはじめとする日本画や、5万坪にも及ぶ日本庭園などが展示されていました。

創設者・足立全康自身が集めた草木で造られた庭園

創設者・足立全康自身が集めた草木で造られた庭園

 
夕食は海鮮でした!カニの解体は十数年ぶり、まして一杯丸ごと食べるのは初めてで、美味しかったですが疲れました……。

 

 
☆2日目:島根県立美術館→出雲大社

 
2日目は島根県立美術館から。宍道湖に面したこの美術館そして屋外の岸公園は、夕日スポットとして知られています。実は私は1年前にもここを訪れていたのですが、その時は曇っていて夕日を見られませんでした。そのため今回こそは……と言いたいところでしたが、台風接近してるんでしたねはい。そもそも午前中に行っても夕日を見ることはできません。

島根県立美術館

島根県立美術館

美術館の展望台から眺めた宍道湖

美術館の展望台から眺めた宍道湖

 
 
お昼に出雲蕎麦を食べ、古代出雲歴史博物館へ。出雲大社にかつてあったとされる巨大神殿の模型や、金銀の大刀が展示されていました。

博物館へと向かう並木道

博物館へと向かう並木道

 
その後は出雲大社へ。おみくじを引いたり、ぜんざいを食べたりしました。

出雲大社

出雲大社

 
 
夜はバーベキューやレクレーションで盛り上がりました。

 

 
☆3日目:三徳山三佛寺→倉吉

 
お疲れモードの中三徳山三佛寺へ。ここのメインは、垂直に切り立った絶壁の窪みに建てられた投入堂。しかしそこに辿り着くまでがしんどい。木の根っ子や岩や鎖をよじ登る、まさに「修行」でした。山道を登ること1時間、やっと投入堂に到着しました。

木の根っ子を掴んで登ります

木の根を掴んで登ります

鎖を頼りに登る修行

鎖を頼りに登る修行

 
 
 
最後に回ったのは、倉吉の白壁群。江戸時代や明治時代に建てられた白壁の土蔵が今でも多く残っています。

倉吉の白壁土蔵

倉吉の白壁土蔵

 
 

投入堂の前で集合写真!

投入堂の前で集合写真!

 

 
 
皆さんお疲れ様でした!後期も頑張りましょう!

 
 
(川崎誠登)