12/1景観デザインは日本を救うか?20周年記念シンポジウム 12/2,3景観デザイン研究発表会

12月1日から3日連続で景観デザイン委員会の20周年記念シンポジウムが吉田キャンパスにおいて開催されました.

今年は20周年ということで1日に記念シンポジウムが開催されました.

プログラムはこちら

中村良夫先生の深淵ながらも多くの示唆に満ちた講演にはじまり,

山口先生を中心とした若手の研究者,実務に携わっている方々のお話を丸一日かけてお聞きしました.

後日のゼミではこのタイトルに対して,自分なりの見解を示す座談会を開催しました.

この話は,またどこかで…

 

12/2,3景観デザイン研究発表会では,ポスター発表や口頭発表で普段の研究の成果を発表しました.

ポスター発表された皆さんの様子です.

 

M2朱豊「アルミニウム合金を用いた新たな橋梁デザインの提案」,阿部まり「景観整備事業の事後評価に関する研究」

朱さんは優秀ポスター章を受賞されました.おめでとうございます!!

 

M2木下優貴「美山町における地域住民による景観保全・維持管理活動の展開」,

M1ZHANG GUOYU「CANAL REDEVELOPMENT STUDY IN URBAN WATERFRONT AREA -A CASE STUDY OF HYOGO CANAL-」

 

M1寺島健「重要文化的景観の整備活用における公共事業の景観協議に関する調査研究」

 

ポスターセッションは直接お話を伺うことができるのが大きな魅力です.

発表者の皆さんの研究やプロジェクトに対する熱のこもった語りが印象的でした.

 

OBの大川さんも優秀ポスター賞を受賞されました.おめでとうございます!

 

OBの湯川さん,水野さんも発表されていました!(写真が暗くて申し訳ございません)

 

学生発表は下北沢を対象とされている中内さん,コペンハーゲンを対象にしている諏訪さん,大阪市を対象にしている黒島さん,京都を対象としている谷川君が.

D1中内和「 景観体験・思いの意味と空間的特徴に関する研究ー東京・下北沢を対象としてー 」

 

M2 諏訪淑也 「近年の欧州におけるインフラ空間の再編 -歩行者空間化による都市デザイン」
M2 黒島大樹 「大阪市の既存インフラ空間再編による歩行者空間整備に関する歴史的研究」

諏訪さんと黒島さんのセッションは学会バイトにより写真が撮れませんでした…申し訳ないです…

M1谷川陸「戦前の京都都市計画風致地区内における建築物等の行為許可の実態について 」

谷川君は出村先生や川﨑先生と同じセッションのため,とても緊張したようですが頑張っておりました!

 

川﨑先生による最後の発表

川﨑雅史「京都の大地形と景観 ー東山を総覧してー」

東山にとどまらず,京都,風土への愛にあふれた大変熱い発表でした.

 

全国の景観を考える方々と親睦を深めたり情報を交換できるのも学会の大きな魅力です.

 

皆さんお疲れ様でした!

先輩方は引き続き修論に向け頑張ってください!

 

筆者も来年の発表会に向けて頑張ります.

 

 

 

M1 高林

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10月28日岐阜大京都大合同研究会

毎年恒例、岐阜大学の景観設計学研究室(出村研)合同卒論・修論ゼミが今年も開催されました。

生憎の雨模様でしたが岐阜からはるばるいらしてくださいました(涙)。

今年の発表者は岐阜大B4が4人、京大M2が5人でした。

 

プログラムです。

発表の様子です。(M2諏訪さん)

 

去年より1月程早い日程での開催ということで、論文の位置づけ(あるモノ・政策をPRしたいのかor自分が提案したいのかについて)の指摘が多く見られた印象です。

厳しい質問・指摘もありましたが、それらを糧に走り抜けてください!

また、今年は岐阜大景観研にも卒業設計をする方がおり、どのような提案になるのかとても楽しみです。

出村先生による閉会の挨拶

 

研究会後はデザイン室にて懇親会(1次会)が行われました。

はじめましての人も、1年ぶりの人もお酒を片手に語り合いました。

先生方による、講評の時間内では伝えきれなかった話も。

乾杯!

 

 

和気あいあいと話す岐阜大&京大B4の図

 

出村先生からのアドバイス(補足)

研究会後はこちらも恒例となっている河原町での飲み会(2次会)です。

こちらでも他愛のない話から真剣な話まで大いに盛り上がり、3次会はB4・Kさんの元バイト先の先斗町の素敵なバーにお邪魔しました。

美味しいお酒がさらなる燃料となり、話は尽きません。終バスを逃してしまった岐阜大生も…。

 

蛇足となりますが、ラッキーなことに帰り道が一緒だった筆者は出町柳からお宿までの道すがら、出村先生の学生時代のお話@吉田を聞くことができました。

中村良夫先生行きつけの小料理屋さんや、吉田山研究のお話、よく行かれていたカフェなどなど。

先生は吉田山の山頂でお茶を習われていたそうです。

 

来年は吉田山小遠足なんかできたらいいなと思ってみたり。

 

それでは、今回発表がなかった京大B4のみなさんもあわせて、最後の追い込み頑張ってください!

健闘をお祈りいたします。

 

M1 高林

10/25.26 橋梁模型製作コンテスト

建設技術展近畿2017 橋梁模型製作コンテストにM2朱さん、M1章、高林、寺島が参加しました。

ありがたいことに、川﨑研は毎年のように参加させて頂いております。

 

昨年、載荷試験で無念の失敗をしてしまった経験から、今年は強度的にも問題のない橋を目指しました。

そこで完成したのがこのRECIPROCAL RING BRIDGEです。

reciprocal structure

reciprocal structure というものは、部材が互いに支え合うことで自立する一風変わった構造を指します。

 

展示用パネル

これを利用し、張弦構造を生み出すことで独創的なデザインの橋梁に。

12本の部材を用いることで正円に近づけ、リングの中に橋桁が包み込まれているような印象を与えます。

学生の今でしか挑戦することはできないような、既視感を与えないものを追求しました。

 

昨年の倍は検討用に模型を製作し、練習の載荷試験では無事25kgに耐えるものを設計することができ、万全の態勢で臨んだ本番。

 

1日目には制限時間2時間以内で橋梁を設計します。

練習で作ったどの橋よりも正確に、慎重につくり上げることができ、ひとまず安堵。

会場の皆さんへのアピールもしっかりと。

出来上がった橋梁の前でパシャり。

参加した16チームの橋梁が展示され、圧巻です。

ほとんどが社会人のチームで、実務で橋を設計されている方の作品を拝見でき、大変勉強になりました。

 

そんな中、僕たちの橋梁の写真を撮って下さる方も多く、他チームの方々からもたくさんお褒めの言葉をいただけました。

皆様、本当にありがとうございました。

 

二日目、運命の載荷試験。

今年こそは、と意気込み臨みました。

が、、、結果はたわみが基準をオーバーしてしまい惜しくも敗退。

思い返すと載荷の練習時から破壊はしなかったまでも、たわみはギリギリでした。

 

たわみ対策をもっと施していれば、、、

非常に残念でしたが、

「京大にはこのままギリギリを攻めて欲しいね」

「毎年楽しみにしているよ」

など、会場の皆様からは暖かいお声をかけていただきました。

 

今回のコンペでは本当に多くを勉強させて頂けました。

アドバイスをして下さった皆様、ありがとうございました。

来年の受賞を目指し、また精進致します。

 

 

M1 寺島健