2月5日火曜日に卒業論文の公聴会が行われました。
4回生4人の発表が行われ、本年度の取り組みの集大成を発表しました。
吉野和泰「欧州の「歩行者空間整備における社会実験と市民参加の手法」
青木章悟「雨水流出管理のための道路空間へのグリーンインフラの導入手法」
新井謙介「京都の町づくりリーダーの原風景と活動同期への影響に関する研究」
張天葉「Design proposal of renewal of Zhongshan Park」
吉野くん、青木君、新井くんが卒業研究を、張さんが卒業設計を行いました。
吉野くん、青木くんは海外の事例が対象で、毎日研究室に籠って膨大な時間と労力をかけた分、非常に充実したリサーチができたのではと思います。新井くんは様々な人のもとに足を運んで非常に稀有なお話を聞けたのではないでしょうか。張さんは豊かな発想と高い設計スキルで非常に豊かで楽しい設計提案をしてくれました。
4人とも発表姿も堂々としていて、頼もしいばかりです。
また今年のB4は、例年と違って大変余裕をもって論文執筆を終わらせており、上級生一同関心しております。笑
修正期間もありますが、ひとまずお疲れさまでした。今後とも納得いくまで粘り強く頑張ってください!
M1 吉武
2019年2月12日 5:11 PM
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こんにちは。M1の吉武です。
12月21日に土木学会では初となるデザインコンペ「22世紀の国づくり-ありたい姿と未来へのタスク」部門Aの公開審査が行われました。
コンペの詳細はこちら。http://jsce-22kunizukuri.net/compe.html
本コンペでは、山口先生と立命館の武田先生を中心に鳳コンサルタントの吉武宗平さん、(株)ラーゴの西川さん、京大の川池先生など他分野の専門家の方々とチームを組み、僕も末席として参加させていただきました。
22世紀の国づくりという問いに対し、私たちは淀川流域の治水と交通などのインフラ整備に巨椋池や鳥羽離宮など地域固有の文脈を統合させ、魅力的な地域経営を提案しました。
提案にいたる議論の中で、Aiや自動運転が発達する未来において様々な物質的制約から自由になる人間が何を求めるのか、何を幸せと感じるのか。これまでにはあまり考えてこなかった他分野の知識を統合したシナリオメイキングの議論は大変勉強になりました。先生方の議論の広がり、スピード、豊富な知識等間近で感じられました。
技術の進歩と社会の在り様、人間が歩んできた歴史、今の私たちが幸せと感じること、そのなかで土木が何をすべきか、今後への示唆に富んだ素晴らしいお話が聞けました。
そうした、議論を前提にしたシナリオメイキングからケーススタディまでの提出物A1ポスター、公開審査のプレゼン資料などは以下でご覧いただけます。
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当日のプレゼンテーションは、山口先生、武田先生(立命館大学)、村田さん(立命館大学)で行いました。
惜しくも最優秀賞は逃してしまいましたが、優秀賞をいただきました。
今回の提案内容を中心に今後も先生方を中心として広く活動していくようなので、請うご期待!
M1 吉武
2018年12月28日 7:20 PM
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はじめまして.修士1年の河北です.
京大にて行われた東大京大合同会議について報告いたします.
11月19日に東京大学・地域デザイン研究室のみなさまと合同ゼミを行いました.
東大からは窪田先生と研究員・学生の方が11名,京大からは山口先生と学生9名が参加しました.
前日の懇親会は,近ごろ恒例になっている(というよりイベント係(私)が恒例にしている)先斗町のダイニングバーで開催しました.山口先生からプロジェクトの紹介もあり,世代や学年を超えた交流ができました.
当日のゼミは清風荘にて行いました.清風荘は京大が所有している重要文化財です.
プログラムは以下の通りです.
本研究室学生の発表の様子を,東大のみなさまから頂いたコメント(抜粋)とともに紹介したいと思います.
・近世の都市がどう近代化するか,という大きなテーマの中で,電気軌道に着目して掘り下げられているというところ,大変興味深く伺いました.
・既存の市街地における需要に応じて各都市が事業の形態を変えており,全ての事業が民営によって実現していることからも,事業として成り立たせることを前提条件に置いたそれぞれの都市の戦略が明確にあることが感じられた.
・小さな山村集落に存在する水利用のヒエラルキーが如何なるものかが実際の事例によって説明されており面白かった.
・簡易水道の利用が限定的で,既存の地域水源の利用が継続されているのは水道が入っても生活が変化していない点で面白いなと思いました.既存の地域水資源にも多様性や,その使い方や取水の仕方の違いなどが様々で興味深かったです.
・指導等で伝えられた,明文化されていない,当時の行政の「京都のあるべき姿」として明らかにできると,今日の景観行政だけでなく,戦前の京都のアイデンティティも読み解けるかもしれないと感じました.
・京都という文脈強い都市の景観行政について,膨大な計画文書から実証的に解こうとしているところに熱量を感じました.景観行政の今昔がシンプルに比較できる形で明らかになると相当面白そうという気がします.
・京都だからこその多くある紀行文から当時の風景や体験を構築し,そこから価値の把握を試みるというのは面白い.
・今回洗い出した項目から現在保全されている京都の景観を分析してみて,実際の風景に位置づけていくと,価値としてつながってきて面白い気がしました.
・河川沿い緑地が各都市の計画においてどのように位置づけられてきたのか,そしてそこに観光・美観のみならず,防災という観点がどれほどあったのかという点は,むしろ未だにその点が明らかになっていないことが意外であったし,それを明らかにすることは非常に重要であると思った.
・「人が住めないが生活域にある水辺空間」の考え方の方法論は,様々な思いと条件が錯綜する中で非常に難しいと思っており,過去から多く学ぶことは非常に有意義な研究と感じました.
以上となります.
地域デザイン研究室のみなさま,2日間,有意義な時間をありがとうございました!
M1 河北
2018年11月21日 11:02 PM
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