10月 9-11日 MIZBERING世界会議in大阪

D1の岩本です。

 

10月9日―11日にかけて、「MIZBERING」世界会議in大阪の空間提案コンペに参加してきました。

参加者:牧田、川崎(誠)、水野(剛)、三輪、岩本

 

この「MIZBERING」のコンペは、水辺に関する新たな空間や仕組みの提案を行うという趣旨で、関西圏の大学から20弱のチームが参加しました。

京大チームは、近江八幡市旧安土町に着目し、「葦舟で結ぶ風景」というタイトルで、安土の葦(ヨシ)を用いてコミュニティ形成や環境保全、空間創出へと繋げる提案を行いました。

審査会当日は、M1の三輪君が分かりやすく発表(3分)してくれましたが、京大チームの独創性、空間の面白さ、アイデアが実現した際の持続性などで厳しい評価を受け、受賞には至りませんでした。

 

コンペ後の反省会では、以下の点を課題として考えました。

・建築分野のチームが多い中で「土木」としての独創性・専門性を活かした分析・提案ではなかった。

・パネルや模型における印象が他チームと比較して弱く、提案の面白さをしっかりと表現できなかったこと。(つまり、他にはない自分たちの強みを理解できていなかった。)

 

コンペを通して、空間や仕組みの表現方法、分析のフレームワークなど、多くの課題を参加メンバーで共有できたと考えています。

また、今回の作品は、研究室の先生方や学生に助けられて完成させたため、受賞できなかったことは非常に悔しいのですが、おかげでその後の反省会をしっかりと行うことができたと考えています。この反省を今後の研究やコンペにしっかりと活かせるように、今後も励んでいきます。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

分かりやすく、しっかりと3分で発表した三輪君。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

参加者と久保田先生で作品と共に記念写真。

 

IMG_5715

コンペ後にラバーダックを見学しました。

 

9月13日 東京大学地域デザイン研との勉強会

 

初めまして。M2の金です。

 

お伝えすることが遅くなりましたが、

今日は夏休み中である9月13日に行われたの東大地域デザイン研究室との勉強会に関してお伝えいたします。

 

東京大学の地域デザイン研究室との共同勉強会で、研究室の旅行中に貴重な時間いただけました。

 

二つの研究室の研究について貴重な話をいただける時間でしたが、

その中で印象的なものをお伝えいただきたいと思います。

 


 

始まりは京大の山口先生の発表でした。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

宇治茶の文化的景観の調査で中国出張の報告と風景史について伺いました。

日本の風景を残していくため、いろんな仕組みがあるが、

お茶という素材と通じて残さないといけないお茶の技術と景観を一つの組みとして

やっていくために必要なものとしてお茶の源から調べることでした。

 

次に、風景史の話になりました。

風景史とはその時代の風景の構成のそのものだけではなく、その時代の人が見ていた風景がどのものだったのかを調べることでした。風景史というツールで文化的景観や都市の根源を探求することでした。興味のある方は是非読んでみてください。

 


 

次は東大の地域デザイン研究室の発表をまとめて伝えます。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA  OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

窪田先生の発表を始め、いろんな学生の発表をいただきました。

復興デザイン研究体の話を始め、広島の都市災害、小高の復興の話、三国プロゼクトなど話がありましたが、すごくプロゼクトごとに研究して実際の現場に密着した話であり、勉強になる時間でした。

 

特に、福島県の小高での町の雑誌や拠点作りなどの復興の発表は貴重な話でございました。災害を受けた地域の悩みや復興していく中の市民の意見など、なかなか聞けない貴重な話でした。

 

そして、三国の発表も印象的でした。実際のプロゼクトと連動した研究であり、祭りの調査の仕方や建物の構成様子、人の行動パータンなどにより、町の捉え方は面白い都市の見方だと感じました。


 

(ちなみに京大の発表は他の記事に見られるので省略いたしました。)

京大だけではなく、様々な研究やプロゼクトの動き、情報を得られた大事な研究会でした。

 

 

来年も是非参加させていただきたいと思っております。

以上です。ありがとうございます。

 

(金 鍾源)

 

8/19~22,2015 研究室旅行@台湾

初めまして。B4の木下です。

先月の研究室旅行についてです。去年に引き続き、今年も学生のみの研究室旅行になりました。

行き先が海外になったのは今回が初めてだそうです。それでは1日目から振り返ります。

 

●1日目〔関空→台湾国際桃園空港〕

12時に関空に集合して昼食をとったのち、14時50分発の飛行機に乗って研究室旅行がスタートしました。

IMG_6233

搭乗を待つB4阿部・朱、M2諏訪、M1水野(剛)

台湾国際桃園空港に到着したのが現地時間で17時頃。日本との時差は-1時間でした。

IMG_0294

台湾国際桃園空港に到着

バスに乗って宿に荷物を置いた後、忠孝新生駅まで晩御飯を求めて繰り出しました。

DSCF1756

忠孝新生駅近くで見つけたまる子ちゃん

 

IMG_6313

台湾ビールで乾杯

その後、宿に帰って1日目終了です。

 

●2日目〔台北市立美術館→大佳河浜公園→国立故宮博物院→九份老街〕

2日目はまず台北市立美術館へと向かいました。台湾を代表する現代美術館ということで、日本の芸術とはまた一味異なる芸術を味わうことができました。季節ごとに催しを行っているそうなので、また台湾に行く機会があれば行ってみたいと思います。

DSCF1763

台北市立美術館

DSCF1779

カンガルー?

 

美術館を出た後は大佳河浜公園を通って国立故宮博物院へ。大佳河浜公園はどこまで続いているのかわからないほど広く雄大でした。サイクリングロードもあるので自転車で走ってみたいです。

DSCF1792

大佳河浜公園

国立故宮博物院は世界四代博物館に数えられているそうです(残りはフランスのルーブル、アメリカのメトロポリタン、ロシアのエルミタージュ)。展示品は約8000点と、とても充実しており、1日中居られそうなほど見応えがありました。こちらも3~6ヶ月で展示品を入れ替えるそうなので、是非ともまた訪れたいですね。

IMG_2412

国立故宮博物院での一枚。院内は撮影禁止でした。

それからバスにのり、九份に行きました。ここはジブリ映画の「千と千尋の神隠し」の舞台のモデルとなった街だと言われているそうです。私は見たことがないので近いうちに見ようと思います。

DSCF1806

九份老街。日本人を含め外国人が多かったです。

DSCF1808

坂の上から見た夜景がとても綺麗でした。

九份で食事をとり、バスに乗って宿まで帰りました。1日中歩き倒したので疲れました。。。

 

●3日目〔国立台湾大学→中正紀念堂→西門→龍山寺→淡水〕

 

 

 

 

 

 

 

3日目は国立台湾大学からスタートです。さすが台湾を代表する国立大学というだけあって尋常ではないほど広かったです。大学内に交番や銀行があったりして、一つの街のようでした。

朝食を学食でとろうとしましたが営業時間がまだまだ先だったので、大学内のファミリーマートで買って食べました。

DSCF1814

国立台湾大学その1

DSCF1817

国立台湾大学その2

構内を歩いていると図書館にたどり着きました。辜振甫先生紀念図書館という図書館で、2014年9月15日にオープンしたばかりだそうです。建築設計は伊東豊雄氏、家具設計は藤江和子氏という日本の建築家が起用されたようです。中に入って見ると、よくある図書館とは違った、個性的なデザインであることがわかりました。

DSCF1818

辜振甫先生紀念図書館外観

DSCF1821

辜振甫先生紀念図書館内

その後、中正紀念堂というところに行きました。これは蒋介石が亡くなった際、全国民の哀悼の意を表すことを目的とした建てられたものだそうです。

広大な敷地の奥に紀念堂があり、その中に蒋介石の像がありました。とても大きく威圧感がありました。

DSCF1835

蒋介石の像

IMG_6635

蒋介石の像から見た風景

正午近くになったので、昼食を求めて西門へ。ここ西門は台北の渋谷とも呼ばれる都会です。人通りも多く、活気に満ち溢れていました。

昼食は阿宗麺線でとりました。とても有名なお店だそうで、行列ができていました。麺ですがレンゲですくって食べるというものでした。美味しかったです。

IMG_6668

西門

 

IMG_6661

阿宗麺線で昼食

お腹も満たされたので、近くの龍山寺に向かいました。このお寺は装飾がとても凝っており、屋根や柱に広がる龍に圧倒されました。多くの人が祈りをささげていて信仰心の深さを感じました。

DSCF1847

龍山寺

 

そしてこの日最後の目的地、淡水に電車で行きました。淡水河という河沿いに街が広がっており、夕日も綺麗でのんびり散歩するにはうってつけだと思いました。

前日歩き回ったこともあり、数件のカフェに足を運んでくつろぎました。居心地の良さは台湾でも有数かと思われます。

DSCF1859

淡水の通りに架かる虹

DSCF1864

淡水の夜景

淡水で晩御飯を食べて宿へ。最終日ということで思い出に浸りつつささやかな飲み会を宿でしました。

 

翌朝に台湾国際桃園空港から飛行機に乗って関空に到着。2015年の研究室旅行が終了しました。

●お疲れ様でした!

集合写真

集合写真

 

木下 優貴