久々の山口です。お世辞じゃなく、今年の卒論は力作揃いでした!
今年の4年生は(も?)よくやったと思います。
公共空間における舗装のデザインに関する基礎的研究(関) 公共空間再編における設計競技方式の運用に関する国際比較研究(田中宣) 旧淀川大川における水辺空間の変遷と河岸公園の形成(萩原) The impact of environmental policies and mobility strategies on car-free projects: case studies of 6 capital cities(LIANG)
前例のない研究は、どうやってまとめればよいのか、見本(先輩の研究)がなく正解(らしいもの)がありません。レビューからしてイチからです。
本当に研究になるのか。どうすれば論文になるのか。(本人が一番w)分かりません。手探りで悩みながらも、自分で考えて、論文を組み立てなければなりません。そんな芸当ができるのは普通は年に1〜2人ですが、(無茶ぶりに耐えて)今年は全員が難しい課題に対して、自分で考えて組み立てて、自分で論文を仕上げました。
しかも読んで面白い。なかなかのものです。(先輩の助言、支援も大きかったとは思いますが)
自分の頭で論文を築き上げた、この経験は、これからのみんなのかけがえのない財産になると思います!
ただし!論文は対外的に公表して初めて生きたものになりますので、修正意見を反映させた論文本提出のあと、学会等の発表論文を完成させる必要があります。がんばれ! (山口)
2020年2月4日 9:10 PM
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M1の新井です。
12月7,8日に日本大学理工学部駿河台キャンパス タワー・スコラ(東京都)にて第15回景観・デザイン研究発表会が行われました。2日合わせて63編の口頭発表と23のポスター発表が行われ、多岐にわたる分野の充実した研究や議論に触れることができ、私自身にとっても貴重な時間となりました。
研究室からは社会人Dの中内さん(株式会社三菱総合研究所)、D1の谷川さん、M1の青木くん、同じくM1の新井がそれぞれ下記のような題目で口頭発表で参加させて頂きました。
中内和/川﨑雅史「景観体験・思いの意味を醸し出すデザイン・ランゲージに関する研究」
谷川陸/山口敬太/川﨑雅史「戦前期京都風致地区における大規模建造物及び公共施設の風致の維持・創出の実態」
青木章悟/山口敬太/川﨑雅史「ニューオーリンズのUrban Water Planにみる道路空間を活用した水循環計画の計画手法」
新井謙介/山口敬太/川﨑雅史「京都の景観まちづくりリーダーの原風景と活動動機の関わりに関する考察」
4名とも口頭発表の後の質疑応答では活発な議論が行われ、それぞれにとっても新たな視点の見つかる貴重な時間になったと思います。
私自身も初めての研究会での口頭発表でしたが、研究の目的や論点を簡潔にわかりやすく伝えることの難しさを改めて強く感じました。質疑応答の中でも今までされなかった角度からの質問もあり、自身の研究内容を見つめ返す貴重な機会となりました。また、修士論文に向けては今回とは異なったテーマになる予定ですが今回学んだことを今後も研究に活かしていきたいと思います。
発表に向けご指導くださった先生方、ご協力いただいた関係者の皆様、誠にありがとうございました。
2020年1月30日 4:27 PM
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こんにちは。M2の田中です。
毎年恒例となった東京大学地域デザイン研との合同研究会が9/11-14で開催されました。今年は長野善光寺でヒアリングと研究会を行ったのち、研究室で長野-群馬の視察旅行に行ってきましたので、その様子をご報告いたします。
京大からの参加者は山口先生、谷川さん、河北、平松、田中、青木、吉野でした。11日は京都駅から新幹線に乗り、随時合流しながら名古屋経由で12時過ぎに長野駅に到着しました。
初日は善光寺でリノベを進めているキーパーソンであるナノグラフィカの増沢さん、マイルームの倉石さんにヒアリングをさせて頂きました。どういう姿勢でリノベやまちづくり活動をされているかなど、とても興味深いお話をたくさん聞かせて頂きました。
倉石さんに空き家を案内して頂いたり、東大の皆さんと町歩きをしたり、とても有意義な時間でした。
二日目は朝から研究会議を行いました。今年は試行的に研究発表とは別に、学生同士のディスカッションが導入されました。研究テーマに合わせて4人ずつ2グループに分かれて、それぞれの研究を議論の種にしてディスカッションを進めてくれていました。
初日の夜と二日目の昼の二回にわけて、東大の皆さんと食事をしながら交流する機会があり、研究の話から雑談まで、色々な話に花を咲かせることができました。
その後、東大の皆さんとは解散し、私たちはレンタカーで視察旅行に向かいました。
視察旅行初日は小布施堂の視察から、渋温泉。地面の起伏から舗装まで、こだわりが見えていました。
渋温泉では9代目による、旅館の歴史や意匠についてのツアーに参加。
視察旅行二日目は飯山小菅の里→草津温泉。小菅の里では地元の方に水利用についてご説明いただきながら案内して頂きました。
その後標高2000m以上の志賀高原を峠越えし、群馬県は草津温泉に。
最終日は小諸→軽井沢→甘楽町。
小諸では駅前の停車場ガーデンを中心にまちの色々なところにガーデニングの要素を見ることができました。停車場ガーデン内カフェの施設長の中小路さんにお話を聞かせて頂きました。
軽井沢星野エリアのハルニレテラスに立ち寄った後、甘楽町の水路を視察し、高崎駅から帰路につきました。
今年の合同研究会議・視察旅行では、研究についてご意見をいただけたとともに、多くの方にヒアリングさせて頂き、様々なお話を行くことが出来ました。特に自分のまちに対しての思いを伺うことが出来、とても貴重な体験ができました。
視察旅行でも、関西で調査している地域とはまた違った特徴なども見てとれ、とても充実した4日間でした。
今回の合同研究会議にあたって運営、アポイント、事前の資料共有などして頂いた東大地域デザイン研究室の皆様、ヒアリングさせて頂いた皆様、ありがとうございました。
(M2 田中 椋)
2019年9月17日 7:18 PM
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