8/19~22,2015 研究室旅行@台湾

初めまして。B4の木下です。

先月の研究室旅行についてです。去年に引き続き、今年も学生のみの研究室旅行になりました。

行き先が海外になったのは今回が初めてだそうです。それでは1日目から振り返ります。

 

●1日目〔関空→台湾国際桃園空港〕

12時に関空に集合して昼食をとったのち、14時50分発の飛行機に乗って研究室旅行がスタートしました。

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搭乗を待つB4阿部・朱、M2諏訪、M1水野(剛)

台湾国際桃園空港に到着したのが現地時間で17時頃。日本との時差は-1時間でした。

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台湾国際桃園空港に到着

バスに乗って宿に荷物を置いた後、忠孝新生駅まで晩御飯を求めて繰り出しました。

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忠孝新生駅近くで見つけたまる子ちゃん

 

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台湾ビールで乾杯

その後、宿に帰って1日目終了です。

 

●2日目〔台北市立美術館→大佳河浜公園→国立故宮博物院→九份老街〕

2日目はまず台北市立美術館へと向かいました。台湾を代表する現代美術館ということで、日本の芸術とはまた一味異なる芸術を味わうことができました。季節ごとに催しを行っているそうなので、また台湾に行く機会があれば行ってみたいと思います。

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台北市立美術館

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カンガルー?

 

美術館を出た後は大佳河浜公園を通って国立故宮博物院へ。大佳河浜公園はどこまで続いているのかわからないほど広く雄大でした。サイクリングロードもあるので自転車で走ってみたいです。

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大佳河浜公園

国立故宮博物院は世界四代博物館に数えられているそうです(残りはフランスのルーブル、アメリカのメトロポリタン、ロシアのエルミタージュ)。展示品は約8000点と、とても充実しており、1日中居られそうなほど見応えがありました。こちらも3~6ヶ月で展示品を入れ替えるそうなので、是非ともまた訪れたいですね。

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国立故宮博物院での一枚。院内は撮影禁止でした。

それからバスにのり、九份に行きました。ここはジブリ映画の「千と千尋の神隠し」の舞台のモデルとなった街だと言われているそうです。私は見たことがないので近いうちに見ようと思います。

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九份老街。日本人を含め外国人が多かったです。

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坂の上から見た夜景がとても綺麗でした。

九份で食事をとり、バスに乗って宿まで帰りました。1日中歩き倒したので疲れました。。。

 

●3日目〔国立台湾大学→中正紀念堂→西門→龍山寺→淡水〕

 

 

 

 

 

 

 

3日目は国立台湾大学からスタートです。さすが台湾を代表する国立大学というだけあって尋常ではないほど広かったです。大学内に交番や銀行があったりして、一つの街のようでした。

朝食を学食でとろうとしましたが営業時間がまだまだ先だったので、大学内のファミリーマートで買って食べました。

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国立台湾大学その1

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国立台湾大学その2

構内を歩いていると図書館にたどり着きました。辜振甫先生紀念図書館という図書館で、2014年9月15日にオープンしたばかりだそうです。建築設計は伊東豊雄氏、家具設計は藤江和子氏という日本の建築家が起用されたようです。中に入って見ると、よくある図書館とは違った、個性的なデザインであることがわかりました。

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辜振甫先生紀念図書館外観

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辜振甫先生紀念図書館内

その後、中正紀念堂というところに行きました。これは蒋介石が亡くなった際、全国民の哀悼の意を表すことを目的とした建てられたものだそうです。

広大な敷地の奥に紀念堂があり、その中に蒋介石の像がありました。とても大きく威圧感がありました。

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蒋介石の像

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蒋介石の像から見た風景

正午近くになったので、昼食を求めて西門へ。ここ西門は台北の渋谷とも呼ばれる都会です。人通りも多く、活気に満ち溢れていました。

昼食は阿宗麺線でとりました。とても有名なお店だそうで、行列ができていました。麺ですがレンゲですくって食べるというものでした。美味しかったです。

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西門

 

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阿宗麺線で昼食

お腹も満たされたので、近くの龍山寺に向かいました。このお寺は装飾がとても凝っており、屋根や柱に広がる龍に圧倒されました。多くの人が祈りをささげていて信仰心の深さを感じました。

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龍山寺

 

そしてこの日最後の目的地、淡水に電車で行きました。淡水河という河沿いに街が広がっており、夕日も綺麗でのんびり散歩するにはうってつけだと思いました。

前日歩き回ったこともあり、数件のカフェに足を運んでくつろぎました。居心地の良さは台湾でも有数かと思われます。

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淡水の通りに架かる虹

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淡水の夜景

淡水で晩御飯を食べて宿へ。最終日ということで思い出に浸りつつささやかな飲み会を宿でしました。

 

翌朝に台湾国際桃園空港から飛行機に乗って関空に到着。2015年の研究室旅行が終了しました。

●お疲れ様でした!

集合写真

集合写真

 

木下 優貴

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

6月6・7日 公共政策デザインコンペ

M1の川崎です。

土木計画学会主催の公共政策コンペの発表会が九州大学で行われ、
水野(剛)、川崎、牧田、岩本の4人が発表しました。

プレゼンをする水野(剛)

プレゼンをする水野(剛)

 

「地域資源の活用による地方都市の活性化戦略」というタイトルで、「生涯学習大学」と「アクティブシニア」を柱として近江八幡市全体を活性化する提案をしました。

結果、見事「土木計画学委員会賞」を受賞致しました!

講評としては、街全体の課題の分析ができている点と、事業運営の持続的なスキームが具体的に考えられている点を評価していただけた一方で、
生涯学習大学を始める主体が考えられていなかった点と、課題と提案との繋がりが表現されていない点を課題としてご指摘して頂きました。

近江八幡市は現在研究室のプロジェクトとして取り組んでいる場所であり、プロジェクトにも今回のコンペの提案を活かしていきたいです。

懇親会での講評の様子

懇親会での講評の様子

 

発表後には、コンペに参加した岐阜大の方々や、学会に参加していた東大の方と交流を深めることができました。
これからも仲良くしていければと思います。

 

みなさんお疲れ様でした!

パネルの前で記念撮影

パネルの前で記念撮影

<川崎 誠登>

5月22日 天ヶ瀬ダム・宇治 見学

こんにちは. M1の三輪です.

今日は天ヶ瀬ダム再開発事業の工事現場の見学と宇治の文化的景観の見学に

久保田先生,M2の今泉さん,篠崎さん,M1の川﨑,水野(裕),B4の阿部,木下,黒島,朱と共に行って来ました.

 

天ヶ瀬ダムは宇治川にあるダムであり,現在,既設のダムに放流施設を増設する再開発事業がされています.

この事業の目的は,

  • 放流能力を現在の900m3/sから1500m3/sに増強することで洪水被害を防ぐこと
  • 京都府の水道用水を確保するため,天ヶ瀬ダムからの取水量を3m3/sから0.9m3/sに増大すること
  • 発電能力を増強すること です.

説明の後は,実際に工事現場を見せてもらいました!

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ゲート室

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アーチダム

間近で見るダムはやはり迫力があり,何よりアーチダムの形状が美しかったです.

また,ダムの近くには旧志津川発電所跡で,ニュージェックの水理実験所として使われていたレンガ造りの建物があり,そこも見学させて頂きました.

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ダムから

 

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かつて水圧鉄管を固定していたコンクリートの土台

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旧志津川発電所跡の屋上から

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トンネル工事現場

 

この屋上にいるときに,ちょうど川の対岸で行われているトンネル工事で発破が行われるのを見る(聞く)事が出来ました!

発破の際は周囲への配慮のため掘削入り口で扉が閉められるのですが,それでも十分の音や振動が伝わってきました.

 

そして今回の見学では,土木工事の規模の大きさがよく実感できました.放流トンネルを増設するに伴って,流入部・ゲート室・吐口部等の新たな施設の建設,吐口部付近にある白虹橋を架け替え工事などの付随要素があり,それらの施設が大きなものであるから景観検討も重要であること,がよくわかりました.

 

ダム見学の後は,平等院鳳凰堂宇治上神社や伝統的家屋が残っている家屋など,国の重要文化的景観に指定されている地域を見に行きました.

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新しくなった平等院鳳凰堂

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BYODOIN MUSEUM

 

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拝見窓

 

 

「拝見窓」とは,茶葉の良し悪しを自然光のもとで判断するためにつくられたものです.中村藤吉本店では約30年前から使われなくなり老朽化していたものを昨年復活させたそうです.

昔からの人の生業の跡が残っている街並みというのはよいものです.

 

また,この宇治のまちも,天ヶ瀬ダムがあることで大雨から守られていることを考えると,ダムが一層美しいものに感じました.ダムに限らずとも,私たちの生活は今までの土木事業の上に成り立っているものであり,今の生活が送れていることに感謝して生きなければいけないと,改めて感じました.

 

また,土木事業の規模の大きさを考えると,土木技術者という者の責任が大きいことがよくわかります.現在土木を学んでいる身としては,社会に出てから間違ったモノを生み出さないように,正しいモノを生み出せるように,学生のうちに多くを学び,多くのよいモノを見に行き,幅広い視野を持てるようになりたいと思いました.

 

三輪 潤平