8月22日-24日, 2011年 研究室旅行@熊野古道

2011年夏の研究室旅行@熊野古道。
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1日目(8/22)
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AM9:00。四条大橋から旅立ちます。
遅刻者ゼロ!!素晴らしいです。スタートから好調です。

最初の目的地は「伊勢河崎商人館」です。
江戸時代には、全国各地からの参宮客でにぎわう伊勢神宮周辺に、 勢田川の水運を利用して大量物資を供給して発展し、 明治時代まで伊勢の商業の中心だった問屋街です。おしゃれなお店があったり、昔ながらの八百屋さんがあったり・・・個人的には路地や家の裏がお気に入りです。
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思わず寝転んでしまう恐るべし畳の魔力・・・

1匹まるまる伊勢えび

サイダー発祥の地だとか・・・

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その後・・・有名な「夫婦岩(めおといわ)」

集合写真@夫婦岩

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93年に日本建築学会賞を受賞した内藤廣設計の「海の博物館」

標高203mで英虞湾が一望できる志摩地方の全方向展望台「横山展望台」

に向かいました。
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海の博物館

まったりするN内くん。

天井の木構造と舟々。圧巻です。

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景色はいかがですか?

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「海の博物館」では、海の廃材だけを使ったアート展示、収蔵庫、海に関する絵本の棟などあって、幅広い年齢層で楽しめるようで、家族連れが多かったです。夏休みであったからか、自由研究の題材にしてる子もいました。
白と黒の対比、舟を思い起こさせる天井のアーチ列は圧巻です。敷地が広かったうえに、棟の配置によるものかもしれませんが、開放的でゆったりとした時間が流れていました。
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宿泊は廃校を利用した施設「海ぼうず」です。

部屋に黒板、校庭などなど懐かしく感じながら今日の疲れを・・・

と思いきや元気に卓球にいそしむ若者達が多くおりました。

若さってすごいです。

真夜中の校庭で

プチ飲み会です。

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2日目(8/23)

本日最初の目的地は「熊野古道センター」です。

すごくいい匂いがすると思ったら、それは「尾鷲ヒノキ」の香りでした。

屋根の組梁は社寺建築を連想させるとのことです。

ちょこちょこと木の小物が置いてあったり、色々な木材の触感やにおいを感じられたり、熊野古道の写真や資料があったりと熊野古道を歩く前にちょうど下調べができたんではないでしょうか。

熊野古道センター

正装です。

色々な峠の傾斜を体験中・・・

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それから、人口200人程の「波田須」の集落見学です。

鎌倉期の石畳を歩いたり、徐福伝説の話を伺ったりしながら歩きました。

久保田先生もここから合流です。

七里御浜沿いを通りながら「鬼ヶ城」「獅子岩」「花の窟神社」

日本棚田百選にも選ばれた「丸山千枚田」へ向かいます。

案内してくださる健脚な語り部さんと一緒にまわりました。
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生活の知恵が垣間見られます。

威圧感がすごいです。

丸山千枚田

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丸山千枚田の道を、自転車やバイクに乗ってうねうね回りたい衝動に駆られた人も多かったようです。

水の張った時期にもぜひ行ってみたいですね。

心洗われる景色を見た後は、宿でBBQ&花火大会。

みなさん普段の研究室からは想像できないほどハイテンションです。

トークも盛り上がり、研究だけでなく、プライベートな話もワサワサと飛び交っていました。

BBQ☆

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3日目(8/24)

とうとう最終日です。

今日の目的地は・・・「熊野三山」

まずは、熊野速玉大社まで行き、熊野川下りです。

全員ライフジャケットと笠をかぶって舟に乗ります。(「速玉」「本宮」の2種類。)

途中パワースポットの島(岩?)に上陸してパワーをいただいたり、

案内人さんの笛の音を聞きながらゆらゆら舟に揺られながら川を下ります。

集合写真@熊野川

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次の目的地、「大門坂」を歩き「那智大社」へ。

落差133mもある那智の滝を目指して巨木の間を戸通って苔むした石畳の石段を登っていきます。

森田くんと沢くん。お似合いです。

集合写真@那智大社

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「熊野」という地名は、

「隈の処」という語源から発していると言われています。

奥深い処、神秘の漂う処、また「クマ」は「カミ」と同じ語で、「神の野」に通じる地名ということにもなります。

実際に石畳を歩いてみると、古道の雰囲気を肌で感じることができたとおもいます。

最後に全国に3000社ほどある熊野神社の総本社「熊野本宮大社」を参りました。

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移動距離も長く、歩くことも多かったと思います。本当に皆様お疲れ様でした。

久保田先生・木村さん・沢君、長時間の運転本当にありがとうございました。

今後も楽しい研究室であるように盛り上げていきたいと思います。

(辻本)

7月16日,2011 都市計画学会コンペティション入賞報告

このたび、日本都市計画学会、さいたま市主催の、「大宮駅東口地域:人の流れを生み出すおもてなし空間の創出」コンペティションに研究室の有志チームが入選、見事「優秀賞」を獲得致しました。

一次はパネルと梗概の審査であり、最終審査は「市民会館おおみや」にて1チーム10分のプレゼンテーション、質疑応答6分で計8チームで行われました。

詳細はこちらのページです。コンペのページURL→ http://www.cpij.or.jp/60th/competition.html

最優秀賞には一歩及びませんでしたが、他大学チームの密度の濃い様々なアイデアの提案を目の当たりにしたり、審査員の方々の鋭い質問や講評を頂き、我々がこれから先向き合っていくべき数多の課題と反省点を持ち帰ることができました。

 

 

11月に東京大学安田講堂にて表彰式があります。

研究室のグループワークで学んだことも糧にしながら、これからもひきつづき精進してまいります。

わっしょいわっしょい盛り上げて行きます。

 

【追記】

2011年11月18日の表彰式に出席してきました!

 

 

木村優介

片岡由香

大川雄三

沢一馬

中内和

7月9日,2011 伊根町、舞鶴方面見学

 

どうもこんにちはー(山本君と辻本さんと村野君と森田君です)。

学生有志で伊根町の舟屋群、天橋立を見学しに参りました。
伊根では海上タクシーに乗って添乗員さんの解説を聞きながら、ばっちりと勉強してまいりました。
その後、舟屋の中に入れてくださることになり、大変新鮮な体験をいたしました。
向井酒造さんのお店で利き酒もしたよ!

 

 

戦前では捕鯨が行われていたそうで、伊根浦の地理的条件を生かした独特の方法をとっており、現地の方に当時の写真を見せていただくことができました。クジラを耳鼻谷に追い込んで何重もの舟で取り囲む漁を行っていたそうです。舟屋からは多くの人々が捕鯨を見守っていたと聞きました。
伊根町における捕鯨には、ある種の、共同体としての心が一つとなる祭祀的な感覚があったのだと思います(実際でも、湾内ではお祭りが行われ、江戸期のはじめより祇園牛頭天王を祭神とする八坂神社を氏神とし、太刀振、棒振、花の踊を奉納しました。海上安全と大漁、疫病退散と五穀豊穣への祈願は、やがて「海の祇園祭」に発展していったそうです)。そういった慣習がコミュニティを少なからずもつなぎとめていたのではないか、と感じました。取り囲んだクジラ、その場所、食べ物、「海」を通して、共同体が意識される。果たして、捕鯨のような慣習がなき現在、いまもって継続する共同体の絆とは、そしてそれを支えるものとは。いろいろなことを考えさせられました。

 

 

その後、天橋立をはじめとした舞鶴方面をを車でぶらりと見学。舞鶴クレインブリッジ、レンガ博物館、北吸トンネル、メカニックな船舶(?)・・・。土木デザインもしっかりと目に焼き付けた一日となりました。

 

(大川)