5月7日,山口先生による案内の下で南禅寺周辺の見学会を開催しました.
その地形の活かし方や背景にある思想などの説明をして頂きながら南禅寺周辺やインクラインなどを歩きました.

山口先生による説明
各寺院における庭の作庭にあたっては,その地形特性,仏教の思想,作者の考え方などが背景となっていることを学びました.これから他の寺院や庭園を見学する際の知識としても勉強になった一日でした.
4年生にとってはこれから研究の方向性を考えていく上でいい機会になったのではないでしょうか.

金地院方丈庭園(作:小堀遠州)
自分事ですが,今回は事前の勉強不足のせいで先生方のお話についていくのがやっとでした…
質問などを積極的にできるように,これからは事前勉強を怠らないようにしたいです.
これからもこのような見学会を通して場所に対する多様な見方を養っていければ,と思います.
(中条匡臣)
2012年5月7日 9:48 PM
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本日2012年3月26日、2011年度修了生7名無事修了させていただきました。
景観設計学研究室の名に恥じぬよう、社会人として今後も邁進していきたいと思います。
変わらぬご声援よろしくお願い致します。
本研究室の今後の更なる発展を祈願して。
(村上 理昭)
2012年3月26日 7:27 PM
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マレーシアのペナンで開催された国際学会 2nd International Conference-Workshop on Sustainable Architecture and Urban Design に木村が参加しました。論文発表は、昨年度の卒業生であるファイザさんが行いました。自身の修士論文のテーマであるシンガポール川の再生計画に関するものです。
会議参加者は、開催国であるマレーシア等の東南アジア・南アジアを中心として、イラン・トルコなどの中東、豪州、欧米と世界各国に及び、自国の都市デザインに関する研究や実施報告がなされていました。我々の研究発表に対しては活発な質疑がなされ、その後の会合でも好意的な意見を頂くなど、大変有意義な研究交流となりました。

ファイザさんの研究発表
会議終了後は、ペナン島市街地のジョージタウンと、マレーシア南西部のマラッカにて調査を行い、都市デザインの実態について把握しました。マラッカとジョージタウンは互いに約500kmも離れた別々の都市ですが、マラッカ海峡の歴史都市群として、共にユネスコの世界遺産に登録されています。貿易中継地として栄えた2つの街には、様々な人種、宗教、文化が共存しており、独特の雰囲気が漂っています。
どちらの都市も植民地としての歴史を持つため、西洋の歴史的建築物が港の近辺に点在しています。その他の歴史的建築物の多くは、ショップハウスと呼ばれる古い店舗兼住居です。間口は狭いが奥に長く、中庭があるなど、日本の町家と同じような特徴を持っています。ジョージタウンでは、未だ手入れが十分に行き届いていないものが多かったですが、観光地として舵を切るマラッカでは、内部をリノベーションし、カフェ等に転用されているものが目立ちました。

ペナン・ジョージタウンのショップハウス群

マラッカ川沿岸のショップハウスとプロムナード
現在のところ、現地ヘリテージトラストを中心として、建築物の保存と再生を目指した活動が行われています。都市的な展開はまだまだこれからといったところで、歴史地区に流入する自動車交通の解決などとともに、今後の戦略的な取り組みが期待されます。
(木村優介)
2012年3月18日 4:59 PM
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