10月31日と11月1日の二日間にかけて、マイドームおおさかにて建設技術展2012近畿が開催されました。その中の橋梁模型製作コンテストに川崎研究室M2森田、沢、M1村野、B4畠中、そしてお隣の田村研究室B4高橋の5人がチーム「構造デザイン班」として参加しました。そして初出場にして見事「優秀賞」を受賞することができました!
今回僕たちは主に社会人を対象にする「会場製作部門」に挑みました。会場製作部門では、当日支給された材料を使って制限時間120分で橋梁模型を完成させなければなりません。模型の規格としては支間長1000mm、幅員100mmで、25kgの集中荷重に1分間耐えられることが条件となります。
僕たちがデザインした橋は、扇形が美しいアーチと張弦梁を組み合わせた形式です。アーチの支点を一部桁上空間に設けることで、張弦ケーブルが橋を上下にまたぐダイナミックな立体感のある見えを創出しました。また、集中荷重に耐える「力の流れ」がわかりやすい形となっています。気品と美しさでは僕たちの橋梁が全作品の中でナンバーワンだったと確信しています!
"double fan bridge"
8月末頃から約2か月間にわたり作業してきましたが、本コンテストにおいては仕上がりの美しさはもちろんのこと、構造的合理性、デザイン性、軽量度などを総合的に評価されるので、考慮すべきことが多く橋梁のデザインには苦労しました。また、当日製作ということで、作りやすさも重要であり、形は画期的だが作りにくいなど、何度も失敗を繰り返し、全部で約10橋もの模型を作りました。いろんな橋梁模型で荷重試験を行うことで、どの部材が強くどんな形式の橋梁が丈夫なのかということを、体験を通して理解することができたので、非常に良い経験だったと思います。荷重試験はスリルがあるので、毎回盛り上がり、初めて25kgで1分間耐えることができたときは思わず皆で拍手していました。
製作開始!みんな集中してます。
「優秀賞」受賞!
今回優秀賞を受賞できたことは大変嬉しいですが、最優秀賞を逃したという意味では悔しい気持ちもあります。最優秀賞のチームは、僕たちの模型より軽量性に優れ、さらにデザインのインパクトも強かったので、今回は納得の優秀賞だったと感じています。しかし、このままでは引き下がれないので、来年は是非後輩たちにリベンジしてもらいたいと思います。僕も社会人になってから機会があれば参加してみたいと思っています。チームの皆さん今までお疲れ様でした!
「構造デザイン班」メンバーの皆さん
(森田)
2012年11月12日 3:47 PM
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伊庭町にて、「伊庭庄の歴史を語る会」主催の「田舟の遡上」再現イベントに参加・協力するとともに、
景観設計学有志の主催で、田舟を使ったイベント「ボートで冒険」を開催しました。
子どもをのせて「ボートで冒険」。M1高橋くんとB4八尾くん
「田舟の遡上」。綱を引っ張るM1玉井
船を操るM2沢さん
イベントのプログラム
昔と同じように、田んぼに出るときの荷物をのせて遡上します
最近見つかり、補修していただいた田舟2艘。冒険用のボートに
雨が心配な天気でしたが、天気は晴れ、予定通り14時から開始でき、大変多くの方々にご参加いただきました。
お子さんたちも楽しそうに船に乗ってくれ、大感激でした。
(玉井瑛子)
2012年9月3日 5:50 PM
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研究室旅行で、岡山県をぐるりと回ってきました。
◆1日目[犬島]
個人的に一番見応えがあったのは精錬所跡です。廃業後からほぼ手を加えられず、近代化産業遺産として公開されています。誰もこなくてもそこにあり続けるであろう、圧倒的な威厳を感じました。柳幸典さんのアート作品が展示されている精錬所は、三分一博志さん設計。既存の煙突やカラミ煉瓦、太陽や地熱などの自然エネルギーを活かし、環境に負荷を与えない設計となっているそうです。
そして家プロジェクトも見学。歩いていると、島に住んでいる方たちが積極的に話しかけてくださったのが印象的でした。
精錬所跡
煙突と三分一さんの建築
中の谷東屋
家プロジェクト・F邸
夜はバーベキューと花火をしました!この夜はいろいろありましたね…
3年毎に開催される芸術祭は来年なので、他の島も含めまた行きたいですね!
◆2日目[後楽園→玉島→水島コンビナート→倉敷]
岡山後楽園
約300年前に築庭され、その時代の藩主の趣向により、少しずつ形を変えてきた後楽園。
写真視点場の唯心山は、後楽園を作った池田綱政の子、継政の時に築かれたそうです。庭に広がる芝が田んぼだった時代も。
毎年2月には芝焼きが行われ、この緑が真っ黒になります。写真を見せていただきましたが、驚きの景色でした!
玉島
レトロタウンと言われる玉島。江戸から昭和初期にかけて港町として栄え、現在も当時の町並みが多く残っています。
写真は通町商店街。わくわくするアーケードがつづきます。途中の路地から北へ抜けると川があり、ドラム缶でできた浮き橋「ドラム缶橋」がありました!渡るとさぞゆらゆらするのだろう…と思いきや、案外しっかりしたつくりでした。
コンビナートの夜景
夜は鷲羽山スカイラインをドライブして水島展望台へ。水島コンビナートを中心とした工業夜景を見に行きました。
住宅や商業ビルを見下ろす夜景よりも硬い光で、見とれてしまいました。
帰りしにコンビナート内に車で少し入り込んだりと、非日常的な体験ができました。
倉敷・町家ゲストハウス有鄰庵
宿泊は倉敷の町家で、町家の風通しの良さを体感。心までオープンになりますね。さて、倉敷の美観地区の街並みは有名ですが、バーの数がとても多くオススメだ、と有鄰庵の方にお聞きし、夜はみんなでバーへ繰り出しました。やはり夜間景観照明(石井幹子さん設計)によって「夜の倉敷の顔」が注目され、バーの営業などが盛んになってきたようです。観光客だけでなく、地元の方も飲みに来られていました。(倉敷は新婚旅行以来だという吉村先生も、夜の雰囲気がだいぶ変わったとおっしゃっていました。)
◆3日目[吹屋→苫田ダム]
ベンガラ色の街並みがつづく、吹屋へ行きました。重要伝統的建造物群保存地区に指定されており、歴史的町並みが残ります。
ガイドさんに案内してもらいながら見て回りました。吹屋小学校は現在も使われている日本最古の木造校舎として有名でしたが、昨年度に閉校してしまったそうで、中には入れず。
広兼邸
吹屋小学校
ベンガラ館
笹畝坑道
車で移動して、旅行の締めは土木デザイン賞最優秀賞の苫田ダムです。ダム周辺もトータルデザインされています。ダムの管理所は内藤廣設計で、手すりのデザインなどが繊細で印象的でした。奥津湖周辺もまわり、橋や河畔公園を見学しました。
苫田ダム
浮島橋
苫田大橋
◆おつかれさまでした!
後楽園前で集合写真。みんな楽しそうで何よりです
(玉井瑛子)
2012年9月3日 5:27 PM
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