7月9日,2011 伊根町、舞鶴方面見学

 

どうもこんにちはー(山本君と辻本さんと村野君と森田君です)。

学生有志で伊根町の舟屋群、天橋立を見学しに参りました。
伊根では海上タクシーに乗って添乗員さんの解説を聞きながら、ばっちりと勉強してまいりました。
その後、舟屋の中に入れてくださることになり、大変新鮮な体験をいたしました。
向井酒造さんのお店で利き酒もしたよ!

 

 

戦前では捕鯨が行われていたそうで、伊根浦の地理的条件を生かした独特の方法をとっており、現地の方に当時の写真を見せていただくことができました。クジラを耳鼻谷に追い込んで何重もの舟で取り囲む漁を行っていたそうです。舟屋からは多くの人々が捕鯨を見守っていたと聞きました。
伊根町における捕鯨には、ある種の、共同体としての心が一つとなる祭祀的な感覚があったのだと思います(実際でも、湾内ではお祭りが行われ、江戸期のはじめより祇園牛頭天王を祭神とする八坂神社を氏神とし、太刀振、棒振、花の踊を奉納しました。海上安全と大漁、疫病退散と五穀豊穣への祈願は、やがて「海の祇園祭」に発展していったそうです)。そういった慣習がコミュニティを少なからずもつなぎとめていたのではないか、と感じました。取り囲んだクジラ、その場所、食べ物、「海」を通して、共同体が意識される。果たして、捕鯨のような慣習がなき現在、いまもって継続する共同体の絆とは、そしてそれを支えるものとは。いろいろなことを考えさせられました。

 

 

その後、天橋立をはじめとした舞鶴方面をを車でぶらりと見学。舞鶴クレインブリッジ、レンガ博物館、北吸トンネル、メカニックな船舶(?)・・・。土木デザインもしっかりと目に焼き付けた一日となりました。

 

(大川)

6月17日,2011 土木野球大会

毎年恒例となっております土木系野球大会.

日程の都合上,今日はダブルヘッダーでVS藤井研,VS中北研・小尻研というハードスケジュール

藤井研の速球派ピッチャーに対して,打たせて取るピッチングの大川君の投げ合いで始まった今日のゲーム
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ピッチャーとの真剣勝負.

積み重なる三振の山に,たまにでるクリーンヒット.

インローの抜いた球を打たされた沢の痛烈な打球が2球連続一塁ベンチ    を襲う.あわや外国人観光客直撃のピンチ,最後は外角の速球に手が出ず三振.

サード村上さんのナイスキャッチも雨明けのグランドで足がぬかるむ.

ショート西野さんからの矢のような送球.

相手の会心の当たりが,レフト中条君の頭の上を大きく超えてフェンスオーバ―のホームラン!!

森田君の大きなファール

駒井さんの鋭いスイング

ホームの頭上に張り出した大木によって打球方向が変わるキャッチャーフライに翻弄される.

元応援団さんぽんの激が飛ぶ.

平野さんのナイスキャッチ

 写真撮影のためのタイムがかかるなどアットホームな雰囲気.「俺は撮られてないけど…」との声が飛ぶ.

「11点差ひっくり返したら歴史に残るな.」,「ひっくり返されたら藤井研の汚点ですわ.」

大川君の打たせてとるピッチングにフライの山

真正面に飛ぶ痛烈な打球

満塁のチャンスに頼れるバッター中条君

川崎研最後の切り札,代打高山さん,村尾さん!!女性には当然下投げです.

打った高山さんが1塁へ走る.それを追ったカメラマンのさんぽんも一緒に走る.

試合はゲームセット.

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結果は両方負けてしまったけれどもいい思い出になったのではないかと思います.

心配だった天気もどうにかなり,野球大会担当としてほっとしています.

無事に楽しく終われてよかったです.

野球大会を運営してくれている友達の中村君には,感謝です.

研究室の担当として日程調整・準備するだけでも大変なのに,忙しい中で幹事として全体の取りまとめ,グラウンドの予約等行ってくれている彼には感謝しています.

野球大会に限らずいろいろな行事・イベントが,裏で企画運営してくる人がいて初めて成り立つことを忘れずに,また素直にありがとうと言える人でありたいものです.

(沢一馬)

6月5-6日, 2011 景観を「体」で考える農業体験@深野


 

山、街道、峠、里、棚田、そして鳥のさえずり。

 

研究室の有志メンバー+山口先生で、奈良県宇陀市室生区にある深野へ二日間、農業体験に行ってまいりました。

この地区は朝日新聞「日本の里100選」に選ばれた場所でもあり、積極的な住民による景観保全がされているとのことで、集落や古民家の見学をさせていただきました。

景観への取り組みに関して、里山保全などの活動をされているリーダーの北森さんに、地域の活動や課題など説明していただきました。

また、笹百合の保存活動もお手伝いさせていただき、学生は大きな声ではしゃぎながらも楽しく熱心に取り組みました。

その日の夜は地域住民の方々と、田植えをさせて下さる逵さん宅でバーべキューを楽しみ、深野の貴重な話や楽しい話をあれこれと聞かせていただくことができました。

 

二日目は、いよいよ待ちに待った田植えをさせてもらえることになり、辻さんの丁寧な指導を受けながらも、さぐりさぐりで始まりました。

苗が植えられているのがわかりにくいですが、ビフォーアフター。

逵さんも入れて総勢10人で取組み!ぬかるみに足をとられながら、苦手な人はカエルやミミズに怯えながらも、

根深い雑草を引っこ抜き、苗をやさしく植えていきました。なかなか大変な作業でした。

田植えが終わったあとは、昼食をとり、逵さんから深野のことを問わず、様々な興味深いお話を聞かせていただきました。本当に貴重な体験をさせていただきました。

 

「便利な生活に君たちは慣れているが、不便な生活を体験してみると、案外楽しかったりする」

という北森さんの言葉は印象的であり、実際に汗を流して腰を痛めて手で植えることの楽しさを身を持って感じたと思います。

そして疲れる田植えや草刈などの共同行為が長続きする秘訣とは、作業が終わった後に皆で飲んだりしゃべったり、

そうしてコミュニケーションをとることがやはり持続的な活動につながっていくのだ、ということを身をもって体験いたしました。

 

農業体験を終えたあとは赤目温泉、赤目四十八滝に行きました。つかれた体もリフレッシュ!

 

 

二日間の農業体験、がんばって手植えしたので秋の稲刈りもぜひとも参加させていただきたいですね。

 

(大川)