研究室NEWS

5月24日,2012 集合写真撮影

5月24日,卒業アルバムの集合写真を撮影しました.

 

 

今年はなぜか雑草の生い茂る大草原(玄関前の中庭)でパシャリ!

ということで,今年は川崎研究室23名このメンバーでがんばっていきたいと思います!
どうぞよろしくお願い致します.

(写真に不在のメンバー:吉村先生,渋谷さん,M2大川さん)

(中条匡臣)

3月26日, 2012 大学院修了式

本日2012年3月26日、2011年度修了生7名無事修了させていただきました。

景観設計学研究室の名に恥じぬよう、社会人として今後も邁進していきたいと思います。
変わらぬご声援よろしくお願い致します。

本研究室の今後の更なる発展を祈願して。

(村上 理昭)

3月2日-11日, 2012 国際学会参加&世界遺産調査@マレーシア

マレーシアのペナンで開催された国際学会 2nd International Conference-Workshop on Sustainable Architecture and Urban Design に木村が参加しました。論文発表は、昨年度の卒業生であるファイザさんが行いました。自身の修士論文のテーマであるシンガポール川の再生計画に関するものです。

会議参加者は、開催国であるマレーシア等の東南アジア・南アジアを中心として、イラン・トルコなどの中東、豪州、欧米と世界各国に及び、自国の都市デザインに関する研究や実施報告がなされていました。我々の研究発表に対しては活発な質疑がなされ、その後の会合でも好意的な意見を頂くなど、大変有意義な研究交流となりました。

ファイザさんの研究発表

 

会議終了後は、ペナン島市街地のジョージタウンと、マレーシア南西部のマラッカにて調査を行い、都市デザインの実態について把握しました。マラッカとジョージタウンは互いに約500kmも離れた別々の都市ですが、マラッカ海峡の歴史都市群として、共にユネスコの世界遺産に登録されています。貿易中継地として栄えた2つの街には、様々な人種、宗教、文化が共存しており、独特の雰囲気が漂っています。

どちらの都市も植民地としての歴史を持つため、西洋の歴史的建築物が港の近辺に点在しています。その他の歴史的建築物の多くは、ショップハウスと呼ばれる古い店舗兼住居です。間口は狭いが奥に長く、中庭があるなど、日本の町家と同じような特徴を持っています。ジョージタウンでは、未だ手入れが十分に行き届いていないものが多かったですが、観光地として舵を切るマラッカでは、内部をリノベーションし、カフェ等に転用されているものが目立ちました。

ペナン・ジョージタウンのショップハウス群

マラッカ川沿岸のショップハウスとプロムナード

現在のところ、現地ヘリテージトラストを中心として、建築物の保存と再生を目指した活動が行われています。都市的な展開はまだまだこれからといったところで、歴史地区に流入する自動車交通の解決などとともに、今後の戦略的な取り組みが期待されます。

(木村優介)