4月15日,2011 奈良「山の辺の道」現地見学会
4月15日。
山口先生をはじめ、ドクター、修士、そして新しいメンバー(新M1、B4)を含めた大所帯で奈良を歩きました。
昨年度から「山の辺の道・奈良道」の地域づくりに、地元の方々のアドバイザーとして関わってらっしゃる山口先生に案内していただきながら、新メンバーとの交流のひとときを楽しみました。多くの学生がぞろぞろと山道や狭い路地などを歩く光景は、自分も久々に見た気がします。新年度らしい新鮮な空気が良いです。
奈良「山の辺の道」は、史実に現れる我が国最古の道と言われている歴史ある道であり、単なる山道だけではなく現在は古くからの集落を縫う道であったり、田んぼの中を分け入っ市街を見渡すことのできる高台を通ったりと、その多様な広がりを見せる風景体験を求めて県外遠くからも散策客が訪れる道となっています。
ですが、石上より北にある奈良道は今まで一部の愛好家を除いてそれほど脚光を浴びてはおらず、地元の熱心な方々を中心に,数年前からなんとかこの道を地域固有の財産として活性化に役立てたいという思いから、現在様々な活動を行っていこうとしている渦中にあります。
その第一手としての、山の辺の道・奈良道の魅力を周知するための地図、道標、案内板のデザインを、山口先生、私村上、高山が手伝うことになりました。先日、地元の方から設置の連絡を受けて、初めての現物確認。。。
コールテン鋼の道標(10kmほどの「山の辺の道」の中に計11基)
案内板(10kmほどの「山の辺の道」の中に計5枚)
地図、道標、案内板それぞれ地元の方々の評判も上々で、これをきっかけに地域の人々がさらなる盛り上がりを見せてくれることを祈るばかりです。
(村上)