シンポジウム・講演会

9/5 黒川温泉発表会

寺島が卒業論文として取り組んでいた研究を、黒川温泉の皆様に向け発表させていただきました。
今回で3回目の黒川訪問。何度訪れてもその美しい景観に圧倒されます。

 

以前はスギしか生えていなかったものの、30年前からの植樹活動により
現在では雑木が生い茂り、息を飲む素晴らしい景観が生まれています。
しかし、写真ではその魅力をなかなか伝えることができません。
まさに身体全体で感じる景観だからなのだと思います。

今回はその景観づくりの経緯、修景の技法を研究した成果を、皆様に発表させていただきました。
現状や将来のあり方なども議論でき、大変勉強になりました。

黒川温泉の旅館組合の皆様方、なかでも徳永様には、
素晴らしい機会を用意していただき、心より感謝申し上げます。
今後も学会に向け、さらに努力して参ります。

 

(寺島)

5/26 中村良夫先生との懇談会

こんにちは、M1の阿部です。

5月26日、中村良夫先生との懇談会が行われ、川﨑研としましては記念すべき日となりました。

中村良夫先生は、1998-2002年度に京大で教鞭を執られました。
景観工学の第一人者であり、研究・実務双方において第一線を走り続けてこられ、
数々の名著を世に残されました。
川﨑研では中村先生の本が多数必読図書となっています。

そんな中村先生にお目にかかれると聞いて、俄に信じ難い思いで当日を迎えました。

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中村先生の著書の内容は、未熟な私では理解が追いつかない箇所もあるのですが
講演では私たちのために非常にわかりやすくお話して頂いたため、大変面白く、皆完全に中村先生のお話に引き込まれていました。

おそらくそれでも私は先生の思想の一部しか理解できてはいないのですが、講演の後、先生の著書を読み返した時に前よりも理解できる箇所が増えていることを実感致しました。

この貴重な経験を無駄にしないように今後も先生の著書を読み返して勉強していきたいと思います。

中村先生、ありがとうございました。

9月13日 東京大学地域デザイン研との勉強会

 

初めまして。M2の金です。

 

お伝えすることが遅くなりましたが、

今日は夏休み中である9月13日に行われたの東大地域デザイン研究室との勉強会に関してお伝えいたします。

 

東京大学の地域デザイン研究室との共同勉強会で、研究室の旅行中に貴重な時間いただけました。

 

二つの研究室の研究について貴重な話をいただける時間でしたが、

その中で印象的なものをお伝えいただきたいと思います。

 


 

始まりは京大の山口先生の発表でした。

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宇治茶の文化的景観の調査で中国出張の報告と風景史について伺いました。

日本の風景を残していくため、いろんな仕組みがあるが、

お茶という素材と通じて残さないといけないお茶の技術と景観を一つの組みとして

やっていくために必要なものとしてお茶の源から調べることでした。

 

次に、風景史の話になりました。

風景史とはその時代の風景の構成のそのものだけではなく、その時代の人が見ていた風景がどのものだったのかを調べることでした。風景史というツールで文化的景観や都市の根源を探求することでした。興味のある方は是非読んでみてください。

 


 

次は東大の地域デザイン研究室の発表をまとめて伝えます。

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窪田先生の発表を始め、いろんな学生の発表をいただきました。

復興デザイン研究体の話を始め、広島の都市災害、小高の復興の話、三国プロゼクトなど話がありましたが、すごくプロゼクトごとに研究して実際の現場に密着した話であり、勉強になる時間でした。

 

特に、福島県の小高での町の雑誌や拠点作りなどの復興の発表は貴重な話でございました。災害を受けた地域の悩みや復興していく中の市民の意見など、なかなか聞けない貴重な話でした。

 

そして、三国の発表も印象的でした。実際のプロゼクトと連動した研究であり、祭りの調査の仕方や建物の構成様子、人の行動パータンなどにより、町の捉え方は面白い都市の見方だと感じました。


 

(ちなみに京大の発表は他の記事に見られるので省略いたしました。)

京大だけではなく、様々な研究やプロゼクトの動き、情報を得られた大事な研究会でした。

 

 

来年も是非参加させていただきたいと思っております。

以上です。ありがとうございます。

 

(金 鍾源)