2012年11月

11月10日, 2012 第2回伊庭の景色を考える会&東近江市主催景観まちづくりWS

11月10日、第2回目となる伊庭でのワークショップを行いました。今回は東近江市主催の景観まちづくりワークショップの午後の部の時間をいただき、伊庭町以外に住む市民の方々にも参加していただきました。

 

午前中の講演会後、まちあるきとグループワークによる景観資源の発掘を行い、外から見た伊庭の魅力を探りました。

前回の準備会よりも具体的なアイデアがたくさん出され、実際にどう活動し、保全・修景を行っていくかというところにまで話が進むグループもありました。

 

講演会会場

まちあるきのスタートです!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

作成した景観資源マップ

 

外の人から伊庭の良さを語ってもらうことで、自分のまちの良さに改めて気づけたという町の方。

自分の住むまちが好き、というのは当たり前のようでとても大切なことです。ワークショップを経てこのような気づきを持ってくださった方がいて、とてもうれしく思いました。

 

今後も八景選定に向けて活動を続けていきます。

 

(玉井瑛子)

10月31日-11月1日、建設技術展2012近畿橋梁模型製作コンテスト

10月31日と11月1日の二日間にかけて、マイドームおおさかにて建設技術展2012近畿が開催されました。その中の橋梁模型製作コンテストに川崎研究室M2森田、沢、M1村野、B4畠中、そしてお隣の田村研究室B4高橋の5人がチーム「構造デザイン班」として参加しました。そして初出場にして見事「優秀賞」を受賞することができました!

今回僕たちは主に社会人を対象にする「会場製作部門」に挑みました。会場製作部門では、当日支給された材料を使って制限時間120分で橋梁模型を完成させなければなりません。模型の規格としては支間長1000mm、幅員100mmで、25kgの集中荷重に1分間耐えられることが条件となります。

僕たちがデザインした橋は、扇形が美しいアーチと張弦梁を組み合わせた形式です。アーチの支点を一部桁上空間に設けることで、張弦ケーブルが橋を上下にまたぐダイナミックな立体感のある見えを創出しました。また、集中荷重に耐える「力の流れ」がわかりやすい形となっています。気品と美しさでは僕たちの橋梁が全作品の中でナンバーワンだったと確信しています!

"double fan bridge"

8月末頃から約2か月間にわたり作業してきましたが、本コンテストにおいては仕上がりの美しさはもちろんのこと、構造的合理性、デザイン性、軽量度などを総合的に評価されるので、考慮すべきことが多く橋梁のデザインには苦労しました。また、当日製作ということで、作りやすさも重要であり、形は画期的だが作りにくいなど、何度も失敗を繰り返し、全部で約10橋もの模型を作りました。いろんな橋梁模型で荷重試験を行うことで、どの部材が強くどんな形式の橋梁が丈夫なのかということを、体験を通して理解することができたので、非常に良い経験だったと思います。荷重試験はスリルがあるので、毎回盛り上がり、初めて25kgで1分間耐えることができたときは思わず皆で拍手していました。

製作開始!みんな集中してます。

「優秀賞」受賞!

今回優秀賞を受賞できたことは大変嬉しいですが、最優秀賞を逃したという意味では悔しい気持ちもあります。最優秀賞のチームは、僕たちの模型より軽量性に優れ、さらにデザインのインパクトも強かったので、今回は納得の優秀賞だったと感じています。しかし、このままでは引き下がれないので、来年は是非後輩たちにリベンジしてもらいたいと思います。僕も社会人になってから機会があれば参加してみたいと思っています。チームの皆さん今までお疲れ様でした!

「構造デザイン班」メンバーの皆さん

(森田)