12月2-4日, 2011 景観・デザイン研究発表会@日本大学

12月2日~4日の日程で土木学会 景観デザイン研究発表会に参加・発表してきました.

シンポジウム,内藤廣先生の御講演,懇親会という充実したプログラムの中,私の発表は最終日の最後という常に緊張感をもった参加となりました.

 

2日に開催して頂いた若手交流会では,全国から集まった景観を学ぶ同世代と研究から日常の事までお酒を飲みながら話しました.一人ひとりの違った考え方を感じたり,一方で同じようなところで悩んでいたりと良い刺激になりました.

 

発表会では様々な発表を聞くなかで,目的に対しての方法論,分析がしっかりしているのかといった研究の精度,また一方で研究がどのように役に立つのかといった意義の部分が大切だと感じました.改めて研究の難しさを実感します.

研究を細かく突き詰めると同時に,景観という大きな枠組みについて考えることの大切さを感じました.内藤先生の「終わりなき未完成を生きるという覚悟.人間は弱いから完成形を求める.」というお話が印象に残っており.研究においても考え抜く,思考をとめないことが大切だと改めて思いました.しかし実行するのは容易でなく心が折れそうです.

 

発表の様子

 

 

 

 

 

 

 

 

 

発表では沢山のご指摘やコメントを頂き,もっと精進していかなければと実感しました.
研究の精度自体を高めるとともに,いかに研究を分かりやすくプレゼンできるかという,アウトプットの力ももっと磨かないとと反省です.

今回の学会は景観の本質に対して改めて深く考えなおす機会,研究の難しさを改めて実感する良い機会となりました.
また是非とも来年も参加したいと思っています.

 

(沢一馬)

 

【発表内容】
木村優介「ニューヨーク・ハイラインにおけるレールバンク制度を活用した歴史的高架橋の再利用手法」
沢 一馬「琵琶湖岸の水郷・伊庭における明治以後の水路網と水利用の変遷」

 

追記

土木学会 景観・デザイン委員会にて行われた,風景をつくる土木デザイン フォトコンテストの入賞作品に目を通すようにとの宿題を佐々木先生よりいただきました.興味のある方は是非ご覧ください.

風景をつくる土木デザイン フォトコンテスト
http://www.jsce.or.jp/committee/lsd/photo/index.html