学生コンペ
この度、M1の桝谷、畑、毛利、渡瀬で参加した「新安治川水門デザインコンペ」にて優秀賞を受賞しました.
https://www.ajigawasuimon-compe.info
お忙しい中、フィードバックをくださった先生、先輩方に深く感謝いたします。
以下、今回のコンペ参加を通してのメンバーの感想です。
桝谷:
知識や技能のアウトプットのためにコンペを探していた時に、見つけたのが安治川水門のコンペでした。初めて参加するコンペにしては、規模が大きく、どこから考えるかもわからないという状態でした。それでもなんとか先輩や先生から助言を頂き、探り探り、進めてはいましたが、困難なことも多かったです。特に、色んな意見が飛び交い、議論が右往左往する中でそれを一つの方向性(コンセプト)に落とし込むまでにかなり時間がかかり、当初の計画からは、予定がかなり後ろ倒しになり、納期までに間に合わない可能性も十分にありました。しかし、それでもなんとか皆が納得のいく形にできたのは、最初に色々と悩んだからこそであり、遠回りをしていたようでその寄り道が自分達の提案に深みを出していたのではないかなと今では思っています。本気で取り組んだからこそ学びも多く、また、結果までついてきてくれました。様々な可能性を検討しながら一つのものを形にできた時の達成感ややりがいは他には代えがたいほどの喜びがあり、在学中にまた参加したいなと思いました。
畑:
今回初めて学生コンペというものに参加させてもらいました。想像より大変でチームメンバーにも 迷惑をかけてしまいましたが、非常に得るものも大きかったと感じています。元々学部時代は 別々の研究室から集まったメンバーだったということもあり、バックグラウンドが違うからこその視 点の違いなども非常に勉強になりました。今後の研究活動においても今回得た知見を生かして いけるように精進していきます。最後に今回このような賞を頂けたのも研究室の先生、先輩方のアドバイスがあってこそのものでした。ご指導のほど本当にありがとうございました。
毛利:
コンペに応募するのは今回が初めてで、わからないことが多く大変でしたが、優秀賞をいただけてとてもうれしく思っております。全員が初めてのコンペということもあり、作業に取り掛かった最初はアイディアコンペにも関わらずかなり地味な案を出そうとしていました。山口先生に案を見せてフィードバックで大胆でもいいとコメントを頂いたことでかなり良い方向に動きました。スケジュール的にはかなり厳しく大急ぎの作業となりましたが、提出したあとにはそれなりのものができたのではないかと安心しました。二次審査の発表も全員で案を練ってうまくできたと思います。しかし最優秀賞を受賞した川村さんの発表を見て実務者は違うなと感じたことをよく覚えております。アイディアを出す思考の過程、発表の構成などとても勉強なったコンペでした。
渡瀬:
このコンペは審査対象が水門、周辺地域、河川軸周辺と多岐に渡っており、全体を一貫した考えでデザインしていけるような力強いコンセプトを打ち出すことが非常に難しかったです。ときには視野を大阪、関西、そして日本全体に広げたりして、この場所にはどのようなポテンシャルがあるのだろうか、と考えてみていました。
実は、最終的にコンセプトには自信があったのですが、一次審査用の資料作成が間に合わず、なんとか提出だけはしたものの、その後少し落ち込んでいました。なので一次審査の結果が出たあとは、プレゼンで挽回するぞ!という強い思いのもと準備を行い、二次審査本番では僕たちが考えてきたことをしっかり伝えることができたと思います。
チームじゃないとできなかったと思いますが、同時にチームだからこその難しさもありました。また、担当のタスクにどれくらい時間がかかるのかということを精度良く判断できるように、自分の力を適切に把握することの重要性も感じました。
最後になりましたが本コンペに取り組むにあたり様々な方にアドバイスをいただきました。皆様のおかげでこのような結果で終えることができました。本当にありがとうございました。
2021年12月1日 10:20 AM
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M1の谷川です。
3/21に近江八幡市主催「U-30安寧のまちづくりアイデアコンペ」の公開プレゼンテーションが開催され、一次審査を通過した6組のプレゼン審査を経て、私たちのチームが【最優秀賞】を獲得しました!
参加者は左から三輪(M1)谷川(M1)吉武(B4)諏訪(M2)高林(M1)です。
コンペ趣旨は以下HPより
https://www.o8c.jp/idea-competition/
【提案内容】パネルはこちら!
私達は、「てくテクとっく近江八幡」というタイトルで、近江八幡の地域資源を持続可能なものにするために、テクノロジーを活用したまちづくりを提案いたしました。
提案の軸となる三本の柱
「住民やまちにとって本当に必要なことは何なのか」ということに対して何度も考えを巡らし、現地調査やヒアリングの中から少しずつまちの姿が見えてきました。そこで、はじめに思い描いていたまちの現状とは全く違う課題があるということに気付かされました。
近江八幡では、様々なイベントの企画が行われている一方で、活用できる町家が少ないという課題があり、抜本的な対策が必要であると考えました。まちの人の声に耳を傾けることの大事さを改めて痛感しました。
高林、吉武もお客として参加さていただいた「RAKUICHI」というイベントでは多世代で賑わう姿が見られ、この賑わいを日常に感じれるようにしたい、まちなかに広げたいと考えました。
コンペ期間中に行われた町家イベント「RAKUICHI」入口から奥いっぱいに広がる酒蔵跡の特徴を活かしたマルシェ
また、市が開催する三度のWSにも参加させていただき、まちのひとの意見を取り入れながら、提案内容を広げていくことができました。現地調査では、町家やヴォーリズ建築を活用して様々な活動をしている方々におもしろいお話をたくさんしていただき、また、提案のアドバイスまでしていただきました。
第2回目のWSで発表した様子
公開プレゼン当日は早朝かつ雨の中、たくさんのまちの方々が集まってくださいました。
提案は、空間に落とし込むデザインの部分がまだまだ十分でなく、質疑応答では「近江八幡らしさはどこにあるのか」「実際にどんな人を呼んでこれるのか」といった意見をいただきました。頂いた質問に対して、提案の内容をうまく伝えることができず、非常に悔しい思いをしましたが、この課題をさらに突き詰めて考えていきたいと思います。
審査会の様子
審査員の方々が審議している間、集まって頂いた住民の方々、関係者の方々からもご意見をいただきました。「大きな拠点じゃなくてサテライトオフィスをまちなかに展開させるのが面白い」「ぜひ実現してほしい」など嬉しい意見もいただくことができ、交流を深めることができました。
たくさんの方々がお話を聞きに来てくださいました。
審査の結果、【最優秀賞】をいただくことができました!
ストーリーの組立て、空間デザイン、プレゼンなど課題はまだまだありますが、評価をいただけた点と質疑応答で頂いた意見などをより深めていきたいと思います。
表彰式の様子。市長から直々に表彰していただきました!
コンペを通して、様々なご意見を頂いたまちの方々を始め、エスキスしていただいた先生方には大変お世話になりました。
このようなすばらしい機会を与えていただいた市の方々には、ワークショップでも特にお世話になりました。この場を借りてお礼申し上げたいと思います。
また、厳しいスケジュールの中、議論を深めることができ非常に良いチームワークで進めることができたと感じております。チームのみなさんにも感謝申しあげたいと思います。
ありがとうございました。
今後、今回の経験を活かして研究室の様々なプロジェクトで精進していきたいと思います。
M1谷川陸
2018年3月22日 5:12 PM
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10月26, 27日に研究室有志メンバーで橋梁模型コンテストに参加してきました。
メンバーは、M2水野裕介、M1阿部まり、M1朱豊、B4寺島健の4人です。
今回、我々はハープのようなフィンクトラスの橋梁を生み出しました。
結果を先に申しますと、載荷試験をクリアできず惜しくも賞を逃しました。
コンテストの概要としては、制作時間2時間以内に与えられた材料で橋梁の模型を作り、25kgの載荷試験に耐える、というものです。審査基準はデザイン性、軽量性、技術度などです。
以下に設計意図を記述いたします。
この模型は中央集中荷重の想定の下に設計されています。中央集中荷重の場合、まず支間中央の張弦構造に最も大きな力が掛かり、桁全体に垂直方向のたわみが生じます。そのたわみによって生じる桁の曲げ変形に対し、フィンクトラスのたこ糸が抵抗を始めます。今回用いた奇数分割されているフィンクトラスでは桁端部の曲げ剛性が比較的弱くなってしまうため、それに合わせて桁側面にアガチス板を補強する事で無駄のない力の分散を目指しております。また、張弦構造の場合、桁端部には正の曲げモーメントが生じてしまいます。それを緩和するために、フィンクトラスのケーブルの一端左右合計12か所の桁端部部材の限りなく床版に近い位置に結んでおります。
構造に関しては、不利な構造ではあるが、成り立ちうる構造を最大まで合理化した構造を実現できたと考えております。ディテールに関してはしっかりと凝ることが出来たと思います。これ以上複雑な設計になると2時間に収めることはほぼ不可能だと実感しております。
展示用のパネル
時間内に何とか仕上がった模型
展示された橋梁模型(会場製作)
端部のたこ糸固定
橋梁メンバー+剛志
研究室に帰った後、メンバーのみんなとたまたま居たM2の剛志くんを含めて簡易な打ち上げをしました。
反省点の多かったコンペ(特にスケジュールがタイトだった…)でしたが、後輩が興味を持ってくれたなら参加した意義があったと思います。来年こそは京都大学構造デザインチームとして、リベンジを果たしたいところです。
〈M2 水野裕介〉
2016年10月28日 8:12 PM
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