10/28~11/13の3週間、近江八幡市安土・老蘇地区における地域資源の活用可能性を検討するために、安土未来づくり社会実験2022「安土感動体験~AZUCHI Eco & Wellness Weeks~」が開催されました。
研究室では実行委員会事務局として、社会実験全体の運営・調整を行いました。
今回の社会実験では、SUPやBBQなどの西の湖の自然や公共施設を活用した「西の湖テラス」・「西の湖キャンプ」、安土・老蘇の歴史的建造物を活用した宿泊体験プログラムやツアープログラムなど、安土の地域資源を活用した10の体験プログラムを実施しました。
簡単ではありますが、実行委員(学生メンバー)として参加したM1の寺﨑、中田からそれぞれの振り返り・ご報告をさせていただきます。
M1寺﨑です。
10もの体験プログラムが実現するまで、事業者の方々や地元の方々と幾度も議論を重ね、準備調整を進めてきました。
私自身、このような社会実験の企画運営に携わらせていただくのは初めてで、ご迷惑をおかけするのではないかと不安もありましたが、
地元の方々とお話をさせていただく度に、地元に対する誇りや愛着、逆に問題意識や危機感を感じ、なんとか社会実験を成功させたいと刺激をいただいていました。
社会実験当日は、目標集客数を満たすことはできなかったものの、いらっしゃった皆さんがそれぞれのプログラムを純粋に楽しんでくださっていて、その様子に達成感と安堵感を感じていました。
「01.西の湖SUP体験」
「09.老蘇ウェルネスツアー」
「04.西の湖エコキャンプ・BBQ」
「03.西の湖パレットテラス」
また、プロジェクトメンバーで投稿を頑張っていたInstagramやFacebookを発掘して、安土地域外から参加しに来てくださった方々もいて、
自分達が計画してきたプログラムを通して、「こんな魅力的な場所があったんだ」というお声を頂けた時はとても嬉しかったです!
スケジュール管理や広報などにおいて、反省点も多くありますが、
「Eco & Wellness」というテーマにふさわしい、本当に楽しく面白く癒される体験プログラムが揃ったこと、それらが無事に形となり終えられたこと、嬉しく思います。
関係者の皆様のご尽力の賜物です。
皆様、本当にお疲れさまでした。学びの多い時間をくださり、深く感謝申し上げます。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします!
M1中田です。
右も左もわからない中で参加した5月の安土での協議から半年が過ぎた時間の早さに、本プロジェクトが充実していたことを実感しています。
これほどの規模で多くの人の協力を得ながら企画や準備を進めた経験は初めてで、本当に10月にこれらが実現しているのだろうかと当日までは常々不安を抱えていましたが、
協力していただいた安土の皆様、協力企業の皆様のおかげで何とか社会実験として形にすることができました。谷川先生や寺﨑さん、学生メンバーもありがとうございました。
何度も訪問した安土ですが、その度に地域の方との温かい出会いや新たな発見があり、私自身も学びの絶えない貴重な期間でした。
関係者を集めての協議の様子(安土町総合支所にて)
「02.西の湖和船巡り」
近江八幡市長を招いてのトークセッションの様子
「07.信長まるごとわかっちゃう膳」
広報の面では、予約や集客の点で苦労した部分がありましたが、
私たちが発信した情報から社会実験に興味を持っていただき、プログラムを体験・満足していただいた方の姿を見た時は、何にも変え難いやりがいを感じました。
全てが順風満帆で、円滑に進んだ半年ではなく、課題も多く残った社会実験でしたが、
それでこそ社会”実験”としての意義があったと考えています。
これらの課題にどう向き合うか。今後の活動で取り組んでいければと心から思います。
本社会実験において、ご協力いただいた全ての方に感謝申し上げます。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
P.S. 社会実験当日の様子を、京都新聞や中日新聞に取り上げていただきました。
↓京都新聞(令和4年10月30日朝刊)
↓中日新聞(令和4年10月30日朝刊)
↓本社会実験のSNSアカウントのリンクです。
Instagram
https://www.instagram.com/azuchi.machidukuri2022/
Facebook
https://www.facebook.com/azuchi.machidukuri2022/
2022年11月18日 6:29 PM
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谷川です。研究室の安土未来づくりプロジェクトチームで、
「安土未来づくりアイデアブック」編集作成を行いました。
全40ページ。地域団体へのヒアリングから今後の地域づくりの方向性を検討し、安土の魅力を体験プログラム化(58のアクションプログラムを考案)し、地区ごとの短期・中期・長期の重点アクションプランのとりまとめを行いました。地域の方々の想いを次世代につなげるため、何度も足を運び、2年間をかけてブック作成に取り組みました。
研究室では、2020年度から近江八幡市の依頼を受けて、2026年の安土城450年記念に向けた安土のまちづくりの方向性の検討を行ってきました。地域団体11団体にヒアリングを実施し、安土の課題と活用資源を整理し、地域づくりのアクションプランを検討しました。
2020年度の活動経過は以下から。
・2021.8.5−12
あづち未来づくりプロジェクト キックオフ・2021.3.27
安土未来づくりプロジェクト 安土車座会議2021年度は、アクションプログラムをできるものから実行に移していくために、地域内外の民間事業者へのヒアリングを実施し、より具体的な短期・中期・長期の重点アクションプランを作成しました。今後はこのプランを下地に、官民連携による社会実験やエリアごとのビジョンの検討を進めていきます。
最後に、取り組みに協力していただいた皆様に感謝し、ご報告といたします。
2022年4月3日 2:30 PM
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M1の谷川です。
3/21に近江八幡市主催「U-30安寧のまちづくりアイデアコンペ」の公開プレゼンテーションが開催され、一次審査を通過した6組のプレゼン審査を経て、私たちのチームが【最優秀賞】を獲得しました!

参加者は左から三輪(M1)谷川(M1)吉武(B4)諏訪(M2)高林(M1)です。
コンペ趣旨は以下HPより
https://www.o8c.jp/idea-competition/
【提案内容】パネルはこちら!
私達は、「てくテクとっく近江八幡」というタイトルで、近江八幡の地域資源を持続可能なものにするために、テクノロジーを活用したまちづくりを提案いたしました。

提案の軸となる三本の柱
「住民やまちにとって本当に必要なことは何なのか」ということに対して何度も考えを巡らし、現地調査やヒアリングの中から少しずつまちの姿が見えてきました。そこで、はじめに思い描いていたまちの現状とは全く違う課題があるということに気付かされました。
近江八幡では、様々なイベントの企画が行われている一方で、活用できる町家が少ないという課題があり、抜本的な対策が必要であると考えました。まちの人の声に耳を傾けることの大事さを改めて痛感しました。
高林、吉武もお客として参加さていただいた「RAKUICHI」というイベントでは多世代で賑わう姿が見られ、この賑わいを日常に感じれるようにしたい、まちなかに広げたいと考えました。

コンペ期間中に行われた町家イベント「RAKUICHI」入口から奥いっぱいに広がる酒蔵跡の特徴を活かしたマルシェ
また、市が開催する三度のWSにも参加させていただき、まちのひとの意見を取り入れながら、提案内容を広げていくことができました。現地調査では、町家やヴォーリズ建築を活用して様々な活動をしている方々におもしろいお話をたくさんしていただき、また、提案のアドバイスまでしていただきました。

第2回目のWSで発表した様子
公開プレゼン当日は早朝かつ雨の中、たくさんのまちの方々が集まってくださいました。
提案は、空間に落とし込むデザインの部分がまだまだ十分でなく、質疑応答では「近江八幡らしさはどこにあるのか」「実際にどんな人を呼んでこれるのか」といった意見をいただきました。頂いた質問に対して、提案の内容をうまく伝えることができず、非常に悔しい思いをしましたが、この課題をさらに突き詰めて考えていきたいと思います。

審査会の様子
審査員の方々が審議している間、集まって頂いた住民の方々、関係者の方々からもご意見をいただきました。「大きな拠点じゃなくてサテライトオフィスをまちなかに展開させるのが面白い」「ぜひ実現してほしい」など嬉しい意見もいただくことができ、交流を深めることができました。

たくさんの方々がお話を聞きに来てくださいました。
審査の結果、【最優秀賞】をいただくことができました!
ストーリーの組立て、空間デザイン、プレゼンなど課題はまだまだありますが、評価をいただけた点と質疑応答で頂いた意見などをより深めていきたいと思います。

表彰式の様子。市長から直々に表彰していただきました!
コンペを通して、様々なご意見を頂いたまちの方々を始め、エスキスしていただいた先生方には大変お世話になりました。
このようなすばらしい機会を与えていただいた市の方々には、ワークショップでも特にお世話になりました。この場を借りてお礼申し上げたいと思います。
また、厳しいスケジュールの中、議論を深めることができ非常に良いチームワークで進めることができたと感じております。チームのみなさんにも感謝申しあげたいと思います。
ありがとうございました。
今後、今回の経験を活かして研究室の様々なプロジェクトで精進していきたいと思います。
M1谷川陸
2018年3月22日 5:12 PM
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