2月6日(木)、川崎研究室の4回生5名の卒業論文公聴会が行われました。
1年間にわたる卒業設計、あるいは卒業研究の成果を発表する集大成の場です。
●一宮紘平 『中之島GATE地区の空間整備計画 ―歩道橋および周辺を対象として―』

●今泉遼 『洛西ニュータウン福西公園の景観設計』

●篠崎健 『大阪築港地区におけるみなとまちの景観整備計画』

●趙天策 『瀋陽駅東駅前広場の景観設計』

●水牧達志 『京都帝国大学理工科大学土木工学科における明治期の卒業設計に関する研究』

今年度は卒業設計生が4名となり、各々の対象地に対して四苦八苦しながら設計・計画の提案を行っていました。論文提出前夜のデザイン室はこれまでにないほど散らかりましたが、散らかした分だけ良い提案が行えたのではないでしょうか。
また、唯一の論文生だった水牧君は、怒涛の勢いで資料の分析・論文の執筆を行い、完成させました。チーム歴史研究の後輩として見守っていましたが、そのパワフルさに驚かされるばかりでした。負けてられないですね。
これから修正期間に入りますが、皆それぞれ、さらに磨きをかけて欲しいと思います。お疲れ様でした。
さて、同日午後には3回生を対象とした研究室紹介が行われました。

久保田先生からのご説明

M1の学生が研究室生活の紹介
3回生はこれから、4月に行われる研究室配属に向けて、色んな研究室の見学にまわると思いますが、自分でしっかり雰囲気を確かめ、悔いのない研究室選びをして欲しいと思います。来年、どんな個性的なメンバーが入ってくるか、研究室一同楽しみにしています。
(八尾 修司)
2014年2月6日 6:06 PM
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去る12月28日、一年間の疲れを癒し、年明けから本格化する論文・就職活動に向けての英気を養うため、忘年会が開かれました。
普段とは異なる立食形式の今回の忘年会は、京都市内を一望できる、景観研にふさわしい場所で行われました。

店から東山を望む
当日は、お忙しい中、研究室のOB/OGの方も出席してくださり、学生時代のお話や社会に出てからのご経験など、大変ためになるお話を聞くことができました。

OB/OGの方を交えての集合写真
忘年会の後、学生は場所を研究室に移します。
そのとき、OB/OGの先輩方が論文生への差し入れを持って桂キャンパスまでいらっしゃいました。
論文提出直前、夜遅くまで研究が続き、食べる時間すら惜しまれるその時期には、この支援物資には大変お世話になるかと思います。

論文生への大量の差し入れ
今回の忘年会では、研究室の先輩方の様々な分野でのご活躍を知ることができ、自らのモチベーションの向上につながっただけでなく、川崎研で学べることを誇りに感じられた、すばらしい機会であったと思います。
一年の終わりという節目の時期に得られたこの気持ちを大事に、2014年も精一杯の努力を積み重ね、成果を残して行きたいと思います。
(篠崎 健)
2013年12月29日 12:42 AM
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12月7日、宮城県仙台市の「エル・パーク仙台」にて、土木デザイン設計競技「景観開花。10」の最終審査会が行われました。
本研究室からはM2大川雄三、M1畠中達亮・八尾修司・湯川竜馬が参加しました。11月18日に行われた一次審査会(非公開)で入賞が決定したため、4名で最終プレゼンに臨むこととなりました。
今年のテーマは『未来へつなぐ防災まちづくりデザイン』。これまでの景観開花。では、構造物や公共空間などハードの要素がテーマとして設定されることが多かったのですが、今年は「まちづくり」ということで、ソフトの側面もしっかり考慮する必要がありました。また、今日対策が叫ばれる「防災」というキーワードもしっかり入っており、どういう規模の対象地を選定すべきか、どんな災害を想定するかなど、はじめの一歩を踏み出すところから苦労しました。結果、私たちは今回、和歌山県海南市における津波防災まちづくりについて考えることになりました。

提出パネル 「はぐくむ丘、ゆわえるまち―縮小の時代における津波防災まちづくり―」

作成した模型。80cm×90cm、Scale 1:3000 (写真は景観開花。HPより)
最終審査会当日。勝ち上がったのは、東京大学、岐阜大学、千葉大学、富山大学、そして京都大学の5組。私たちのチームは5番目に発表ということで、他チームの作品・プレゼンを目の当たりにしてから臨むこととなりました。

プレゼンを行うM2大川さん

表彰式にて。結果は・・・
結果は「佳作」。その場ではすぐに飲み込むことが出来ませんでしたが、プレゼンでの質疑応答とその後の公開審査で頂いたさまざまなご指摘を振り返るうちに、自分たちの提案に何が足りなかったのかを冷静に把握することが出来ました。今後は、頂いたご指摘をもとに提案をさらにブラッシュアップすることを目指したいです。

審査会終了後に集合写真
コンペに参加して、個人的な感想を少し。
最優秀賞に至ることは出来なかったため、悔しい思いはもちろんあります。しかし、「対象地選定・現地調査・アイデア出しを基にしたスタディ・案の可視化(図面・模型などの作成)」という、コンペの進め方を一通り叩き込むことが出来たのはいい経験になりました。さらに、進めていく中で誰がどのポジションで強みを発揮しその能力を活かせられるかも分かり、チーム一丸となって進めることが出来たと思います。
作品提出まで、ああでもないこうでもないと議論を積み重ねたり、研究室に泊まり込んで案を練り上げたり、そのプロセスにおいて多大な苦労がありました。そんな苦労を乗り越えることが出来たのは、スイスから帰国して早々、M1の3人を引っ張って下さった大川さん、パース作成に励んでいた畠中君、一緒に模型作成で格闘した湯川君という存在がいたからです。この4名で頑張ることが出来たのは何事にも代えがたい思い出です。また、研究室の先生方、学生のみなさんにもたくさんのアドバイスと手助けを頂きました。この案が完成したのは皆さまのおかげといっても過言ではないでしょう。
これからは、後輩たちがこれに続いて活躍してくれたら良いなと願うばかりです。
(八尾 修司)
2013年12月16日 4:33 PM
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