8/12 夏のデザインWS 2日目
12日(金)
11:00 プランニング案 発表(グループ案決定)
自由時間、デザイン検討、エスキス
20:00 デザイン案 中間発表
-22:00 デザイン コアエスキスタイム
22:00 作業終了、帰宅
2日目は、昨日の指摘を各グループで修正し、そのプランニング案の発表より始まりました。
谷川(B4)、寺島(B4)、吉武(B4)の3名は
「極上の離れ」
というコンセプト。客単価の高い高級ホテル利用者を対象として、一般利用客との差別化を図り、特別な体験を狙うことを目指します。
【特徴】
・高級ホテルと提携し、その利用者のためのVIP空間(離れ)とする。地上2階、地下1階の3階構成とする。和風デザインを採用する。
・開発資金は高級ホテルが出資し、客単価の高いVIP(高級ホテル宿泊者)を対象として利益の回収を狙う。送迎はホテルが行う。
・公園と駐車場を入れ替え、公園から展望台までの動線を一般利用者とVIPで区別し、専用のアプローチを設ける。
続いて阿部(M1)、朱(M1)、石山(B4)、章(B4)の4名は
「東山終活」
というコンセプト。文化的・歴史的背景の豊富な東山において、「人生の終焉を迎えるのであればこの場所」と感じてもらえるような体験を誘発することを目指す。
【特徴】
・お金はなるべくかけない。
・ハイキングを楽しむ人々の休憩所(終着点)を公園に設ける。ハイキングも人生の終焉に向き合えるようなものにする。
・京都には数少ない無料駐車場がある事を利用して、車利用者の利用促進を狙う。
・自然葬・樹木葬による修景、人生を終焉としての位置づけを意識させる。
・展望台はあまり変えない。
この後、各グループでコンセプトを修正し、個人の設計に移りました。
午後からはOBの大川さん(日建設計シビル)が駆けつけて下さり、個人のデザイン案発表が行われました。
そこでは、これまでの方針やゾーニングに対する指摘に加えて、線引きの根拠や収容人数、空間内の細かな動線、想定される滞在時間、配置計画、各種提案されたイベントに必要な面積、そして建設費などについて議論を深めました。
ディスカッションでは
・実業の実現性.収益.
・展望台と公園と駐車場の関係
・この場所ならではの強みの分析.それをどう活かすか.
・京都という歴史都市,観光都市のポテンシャルをどう活かすか.
・市民一般への公開性や日常性と、プライベート性や非日常性の共存・バランス.
・デザイン案のインパクト
などについて、厳しい突っ込みと、指摘がなされました。
その後も、OBの大川さんとTAが図面の作成方法や線の引き方などをアドバイスし、翌日の最終発表に備えました。