3月26日, 2012 大学院修了式
本日2012年3月26日、2011年度修了生7名無事修了させていただきました。
景観設計学研究室の名に恥じぬよう、社会人として今後も邁進していきたいと思います。
変わらぬご声援よろしくお願い致します。
本研究室の今後の更なる発展を祈願して。
(村上 理昭)
2012年3月
本日2012年3月26日、2011年度修了生7名無事修了させていただきました。
景観設計学研究室の名に恥じぬよう、社会人として今後も邁進していきたいと思います。
変わらぬご声援よろしくお願い致します。
本研究室の今後の更なる発展を祈願して。
(村上 理昭)
マレーシアのペナンで開催された国際学会 2nd International Conference-Workshop on Sustainable Architecture and Urban Design に木村が参加しました。論文発表は、昨年度の卒業生であるファイザさんが行いました。自身の修士論文のテーマであるシンガポール川の再生計画に関するものです。
会議参加者は、開催国であるマレーシア等の東南アジア・南アジアを中心として、イラン・トルコなどの中東、豪州、欧米と世界各国に及び、自国の都市デザインに関する研究や実施報告がなされていました。我々の研究発表に対しては活発な質疑がなされ、その後の会合でも好意的な意見を頂くなど、大変有意義な研究交流となりました。
会議終了後は、ペナン島市街地のジョージタウンと、マレーシア南西部のマラッカにて調査を行い、都市デザインの実態について把握しました。マラッカとジョージタウンは互いに約500kmも離れた別々の都市ですが、マラッカ海峡の歴史都市群として、共にユネスコの世界遺産に登録されています。貿易中継地として栄えた2つの街には、様々な人種、宗教、文化が共存しており、独特の雰囲気が漂っています。
どちらの都市も植民地としての歴史を持つため、西洋の歴史的建築物が港の近辺に点在しています。その他の歴史的建築物の多くは、ショップハウスと呼ばれる古い店舗兼住居です。間口は狭いが奥に長く、中庭があるなど、日本の町家と同じような特徴を持っています。ジョージタウンでは、未だ手入れが十分に行き届いていないものが多かったですが、観光地として舵を切るマラッカでは、内部をリノベーションし、カフェ等に転用されているものが目立ちました。
現在のところ、現地ヘリテージトラストを中心として、建築物の保存と再生を目指した活動が行われています。都市的な展開はまだまだこれからといったところで、歴史地区に流入する自動車交通の解決などとともに、今後の戦略的な取り組みが期待されます。
(木村優介)
2012年2月20日、川崎研究室博士課程 岸本 貴博さんの博士論文公聴会が行われました。
長年、当研究室で研究に取り組まれていた岸本さんの研究生活を締めくくる集大成です。
研究室のメンバーは日々の学生生活では、博士の方々の研究内容と接する機会があまりありません。そのため、今回の発表を通して岸本さんの研究内容を具体的に知ることができ、非常に新鮮でした。
テーマは「トラス橋における構造形態の相互連関性と操作論に関わる研究」です。
博士論文の公聴会では、一人当たりの発表時間が長くとられており、内容、ボリューム共に聞き応えのある発表でした。
質疑応答の際には、公聴会に参加されていた構造工学系の研究室の河野教授から、研究の目的や解析の手法に関して、いくつかのご指摘がありました。またそこから「構造デザイン」とは何かという抽象度の高い内容にまで議論が深まり、岸本さんの個人的な見解も交えて、白熱した議論となりました。
岸本さん、博士論文大変お疲れ様でした。
(村野 文哉)