4月18日 新年度特別セミナー
4月18日,研究室新年度特別セミナーを開催しました.
お二人の講師を招いて,それぞれ下記のテーマでお話しいただきました.
講師
八木弘毅(株式会社日建設計シビル)
「土木デザインという仕事」
岩瀬諒子(岩瀬諒子設計事務所,東京藝術大学助手)
「デザインプロセス・ディベロップメント」
日本全国にわたって都市空間の高質化,さらには海外でも活躍されている八木弘毅さんからは,
土木デザインという業務のあり方,仕事の仕方,考え方,デザインプレゼンテーションにおいて
やるべきこと,デザインチームの役割と自分の位置づけ,土木でデザインをするということの可能性,
学生時代に何を勉強すべきか,と,多岐にわたって,熱く刺激的なお話しをしていただきました.
木津川コンペ最優秀賞,U30ガラス建築の設計競技最優秀賞など,近年大活躍中の岩瀬諒子さんからは,
デザインのプロセスについてのレクチャーでした.
リサーチ、ビジョン、客観視、ストーリー、プレゼンテーション、というステージで
それぞれどんなことをやりながら,形をつくりあげていくのか,ということを,
コンペで最優秀賞をとり実作ともなった”KUSANAMI”プロジェクトの具体的内容をもとに,
オリジナルのスケッチやムービーなどをまじえながら,お話しいただきました.
研究室OB・OGであるお二人のお話には,デザインをするという行為における,インテリジェンスと
クリエイティビティのあり方がどういうものなのか,ということが,具体的な中身を
ともないながら,明快に説明されておりました.
その後,新M1の四年生時の卒業設計に対するエスキスが行われました.
鋭い質問や丁寧でやさしい意見を,是非実りあるものにしてほしいと思います.
ということで,レクチャー,エスキスともに,これから土木デザインや研究を志す学生達にとって
非常に有意義かつ刺激的(すぎるくらい?)なセミナーになったと思います.
デザインの楽しさと厳しさを両方感じることが出来たのではないでしょうか.
(山口敬太)
2014年4月19日 12:22 PM | カテゴリー: シンポジウム・講演会 | コメント (0)