8月30日, 2012 伊庭・田舟イベント
伊庭町にて、「伊庭庄の歴史を語る会」主催の「田舟の遡上」再現イベントに参加・協力するとともに、
景観設計学有志の主催で、田舟を使ったイベント「ボートで冒険」を開催しました。
雨が心配な天気でしたが、天気は晴れ、予定通り14時から開始でき、大変多くの方々にご参加いただきました。
お子さんたちも楽しそうに船に乗ってくれ、大感激でした。
(玉井瑛子)
2012年9月
伊庭町にて、「伊庭庄の歴史を語る会」主催の「田舟の遡上」再現イベントに参加・協力するとともに、
景観設計学有志の主催で、田舟を使ったイベント「ボートで冒険」を開催しました。
雨が心配な天気でしたが、天気は晴れ、予定通り14時から開始でき、大変多くの方々にご参加いただきました。
お子さんたちも楽しそうに船に乗ってくれ、大感激でした。
(玉井瑛子)
研究室旅行で、岡山県をぐるりと回ってきました。
◆1日目[犬島]
夜はバーベキューと花火をしました!この夜はいろいろありましたね…
3年毎に開催される芸術祭は来年なので、他の島も含めまた行きたいですね!
◆2日目[後楽園→玉島→水島コンビナート→倉敷]
約300年前に築庭され、その時代の藩主の趣向により、少しずつ形を変えてきた後楽園。
写真視点場の唯心山は、後楽園を作った池田綱政の子、継政の時に築かれたそうです。庭に広がる芝が田んぼだった時代も。
毎年2月には芝焼きが行われ、この緑が真っ黒になります。写真を見せていただきましたが、驚きの景色でした!
レトロタウンと言われる玉島。江戸から昭和初期にかけて港町として栄え、現在も当時の町並みが多く残っています。
写真は通町商店街。わくわくするアーケードがつづきます。途中の路地から北へ抜けると川があり、ドラム缶でできた浮き橋「ドラム缶橋」がありました!渡るとさぞゆらゆらするのだろう…と思いきや、案外しっかりしたつくりでした。
夜は鷲羽山スカイラインをドライブして水島展望台へ。水島コンビナートを中心とした工業夜景を見に行きました。
住宅や商業ビルを見下ろす夜景よりも硬い光で、見とれてしまいました。
帰りしにコンビナート内に車で少し入り込んだりと、非日常的な体験ができました。
宿泊は倉敷の町家で、町家の風通しの良さを体感。心までオープンになりますね。さて、倉敷の美観地区の街並みは有名ですが、バーの数がとても多くオススメだ、と有鄰庵の方にお聞きし、夜はみんなでバーへ繰り出しました。やはり夜間景観照明(石井幹子さん設計)によって「夜の倉敷の顔」が注目され、バーの営業などが盛んになってきたようです。観光客だけでなく、地元の方も飲みに来られていました。(倉敷は新婚旅行以来だという吉村先生も、夜の雰囲気がだいぶ変わったとおっしゃっていました。)
◆3日目[吹屋→苫田ダム]
ベンガラ色の街並みがつづく、吹屋へ行きました。重要伝統的建造物群保存地区に指定されており、歴史的町並みが残ります。
ガイドさんに案内してもらいながら見て回りました。吹屋小学校は現在も使われている日本最古の木造校舎として有名でしたが、昨年度に閉校してしまったそうで、中には入れず。
車で移動して、旅行の締めは土木デザイン賞最優秀賞の苫田ダムです。ダム周辺もトータルデザインされています。ダムの管理所は内藤廣設計で、手すりのデザインなどが繊細で印象的でした。奥津湖周辺もまわり、橋や河畔公園を見学しました。
◆おつかれさまでした!
(玉井瑛子)
現在、景観設計学研空室M1(高橋・玉井・松本)の自主企画プロジェクトの一環で、滋賀県東近江市伊庭町を対象に景観保全活動に関わっています。
伊庭町は琵琶湖の内湖(伊庭内湖)のほとりに位置し、町内には水路がめぐっています。舟板を外壁に使った民家や歴史ある寺社が各所にみられるのどかな地域です。
この貴重な伊庭の水郷風景を後世に引き継いでいくための場として『伊庭の景色を考える会』を設けたいと考えています。住民の方々に協力していただきながら、『伊庭八景』の選定や田舟を利用したイベントなどを企画していきます。
8月2日は、『伊庭の景色を考える会』の準備会として、伊庭庄の歴史を語る会・自治会長・前自治会長、東近江市の方々に参加していただき、『伊庭八景』にふさわしい伊庭の風景や思い出を教えていただきました。
グループワークのテーマは、「いま好きな風景」「昔好きだった風景」「これから良くしていきたい風景」。話は付きず、少し延長もして、たくさんの意見をお聞きすることができました。
挙げていただいた思い出の風景や場所は、『伊庭八景』の候補とするとともに、今後の景観保全の取り組みに活かしたいと思います。
研究室に戻り、『伊庭八景』候補マップを作成しました。概要版はこちら。
大きな目的へ向かうための手段をいかにとるか、そしてその手段の意図をいかに相手の方に伝えるか。いくつかの主体が関わる中で会を進めていく難しさを感じた第1回でした。初回の反省を活かして、準備やグループワークの進め方等も考えていこうと思います。
伊庭町では、まさに今、いろいろなことが動き出しているところです。
『伊庭八景』の選定のみにとどまらず、さらに発展させ、景観保全への取組みにつなげていきたいと思っています。
当ブログでも随時ご報告します。
(玉井瑛子)