7/6-7 Pratt(NY)×KU WS

こんにちは。M2の田中です。

7/6にニューヨークのPratt InstituteのMartinスタジオと1-dayワークショップを行いました。また、翌7日の京都バス旅にも同行させてもらいました。

Pratt InstituteからはJONATHAN MARTIN先生とスタッフ2名、学生11名の計14名に来て頂き、川崎研からは山口先生、谷川(D1)、田中(M2)、吉武(M2)、吉野(M1)、渡邊(M1)、辛(M1)、張(M1)、劉(研究生)が参加しました。

今回のワークショップテーマは「Design the Future of East Kujo」というもので、両校の交流を行うとともに、京都駅南東に位置する空地の多いエリアをいかに活性化するかという課題設定のもと共同でアウトプットを作成することを目的に行われました。

それでは以下、プログラムに沿ってご紹介します。

まず、午前中は五条に集合し、山口先生のご案内のもと、Pratt Instituteの方々と川崎研学生数名で高瀬川に沿って街歩きを行いました(残りの川崎研学生は会場準備をしてくれました)。

高瀬川、鴨川、宮川町、あじき路地、先斗町、TIME’Sなどを練り歩き、最後はがんこ二条苑さんの庭園(元角倉了以別邸)を見学させていただきました。1時間を予定していた街歩きですが、あじき路地ではオーナーの方のご厚意で店の中まで見せていただいたり、じっくりスケッチをして、たっぷり2時間歩き、ゆっくりと交流することができました。

先斗町
がんこ二条苑庭園

昼食をとった後(私はがんこで頂きました。美味しかったです。)、ワークショップ会場である京都市下京いきいき市民活動センターにて、山口先生とMartin先生の方からワークショップの目的、対象地の概要について、ご説明いただきました。

その後Pratt Institute学生2-3名と川崎研学生2-3名ずつ、計4チームにわかれ、現地見学を行いました。現地には高瀬川を始め、多少親水性のある公園、共同浴場、劇場、桜並木、文化交流施設など ポテンシャルがあるものの、やはり空地が多く、うまく活かされていないように見受けられました。

しかしそれでもNYの学生たちとアイデアを出しながら、時にはそのアイデアの斬新さに驚かされながら、現地調査を進めていきました。

会場に戻り、中間発表として各チームコンセプトを発表し合った後、最終発表に向けて、実現の仕方やプログラム、全体のストーリー、制度づくりについて、具体的に作り込んでいきました。

最終発表では、各チーム手書きの地図やパースを揃え、独自のアプローチで発表を行いました。実際の作業時間は現地調査を含めて4時間ほどの短時間でしたが、各チーム十分に密度の高い内容になっているように感じました。

ワークショップ後の集合写真

ワークショップ後は、崇仁新町で打ち上げ。

翌7/7にはPratt Istitute のみなさんの京都バスツアーに田中、吉野、張の三人が参加させて頂き、NYのみんなと一日京都を満喫してきました。朝から清水寺、金閣寺、龍安寺を回って京都駅に戻るというルートで、各スポットゆっくり時間をとって、自由に見て回っていました。

龍安寺石庭

みんながそれぞれのスケッチブックを持ち歩いており、各スポットで2-3枚スケッチし、最後に京都駅の屋上テラスで見せ合い、それぞれ他の人が描いたスケッチの好きなところをコメントしていました。もちろん私達も参加しており、絵を描くのが苦手な私には少し憂鬱な時間帯でした。ですが、みんなのスケッチを見て、非常に個性的な見方がスケッチに現れていて、写真とは違うスケッチの魅力に改めて気づくことができました。

1日あるいは2日という短い時間の交流でしたが、みんなと仲良くなることができ、普段と違うアプローチでの捉え方にも触れることができ、また改めて京都という場所に向き合うことができて、とても刺激的なワークショップでした。最後になりましたが、このワークショップの機会を作っていただいたMartin先生、山口先生、ありがとうございました。また、ワークショップに際してお世話になりましたあじき路地、がんこ二条苑、京都下京いきいき市民活動センターのみなさま、ありがとうございました。

M2 田中