近江八幡PJ

3/21 近江八幡U-30安寧のまちづくりアイデアコンペ

M1の谷川です。

3/21に近江八幡市主催「U-30安寧のまちづくりアイデアコンペ」の公開プレゼンテーションが開催され、一次審査を通過した6組のプレゼン審査を経て、私たちのチームが【最優秀賞】を獲得しました!

参加者は左から三輪(M1)谷川(M1)吉武(B4)諏訪(M2)高林(M1)です。

コンペ趣旨は以下HPより
https://www.o8c.jp/idea-competition/

【提案内容】パネルはこちら!
私達は、「てくテクとっく近江八幡」というタイトルで、近江八幡の地域資源を持続可能なものにするために、テクノロジーを活用したまちづくりを提案いたしました。

提案の軸となる三本の柱

「住民やまちにとって本当に必要なことは何なのか」ということに対して何度も考えを巡らし、現地調査やヒアリングの中から少しずつまちの姿が見えてきました。そこで、はじめに思い描いていたまちの現状とは全く違う課題があるということに気付かされました。
近江八幡では、様々なイベントの企画が行われている一方で、活用できる町家が少ないという課題があり、抜本的な対策が必要であると考えました。まちの人の声に耳を傾けることの大事さを改めて痛感しました。

高林、吉武もお客として参加さていただいた「RAKUICHI」というイベントでは多世代で賑わう姿が見られ、この賑わいを日常に感じれるようにしたい、まちなかに広げたいと考えました。

コンペ期間中に行われた町家イベント「RAKUICHI」入口から奥いっぱいに広がる酒蔵跡の特徴を活かしたマルシェ

 

また、市が開催する三度のWSにも参加させていただき、まちのひとの意見を取り入れながら、提案内容を広げていくことができました。現地調査では、町家やヴォーリズ建築を活用して様々な活動をしている方々におもしろいお話をたくさんしていただき、また、提案のアドバイスまでしていただきました。

第2回目のWSで発表した様子

公開プレゼン当日は早朝かつ雨の中、たくさんのまちの方々が集まってくださいました。
提案は、空間に落とし込むデザインの部分がまだまだ十分でなく、質疑応答では「近江八幡らしさはどこにあるのか」「実際にどんな人を呼んでこれるのか」といった意見をいただきました。頂いた質問に対して、提案の内容をうまく伝えることができず、非常に悔しい思いをしましたが、この課題をさらに突き詰めて考えていきたいと思います。

審査会の様子

審査員の方々が審議している間、集まって頂いた住民の方々、関係者の方々からもご意見をいただきました。「大きな拠点じゃなくてサテライトオフィスをまちなかに展開させるのが面白い」「ぜひ実現してほしい」など嬉しい意見もいただくことができ、交流を深めることができました。

たくさんの方々がお話を聞きに来てくださいました。

審査の結果、【最優秀賞】をいただくことができました!
ストーリーの組立て、空間デザイン、プレゼンなど課題はまだまだありますが、評価をいただけた点と質疑応答で頂いた意見などをより深めていきたいと思います。

表彰式の様子。市長から直々に表彰していただきました!

 

コンペを通して、様々なご意見を頂いたまちの方々を始め、エスキスしていただいた先生方には大変お世話になりました。
このようなすばらしい機会を与えていただいた市の方々には、ワークショップでも特にお世話になりました。この場を借りてお礼申し上げたいと思います。
また、厳しいスケジュールの中、議論を深めることができ非常に良いチームワークで進めることができたと感じております。チームのみなさんにも感謝申しあげたいと思います。
ありがとうございました。

今後、今回の経験を活かして研究室の様々なプロジェクトで精進していきたいと思います。

M1谷川陸

11月27日 安土城下町再生『水と文化 葦舟で結ぶ風景の一考察』

M1の川崎です。

近江八幡プロジェクトメンバーで、11月27日に滋賀県近江八幡市安土町西の湖ステーションにて研究発表を行いました。
この発表会は、私達が住民の方へ研究発表する場として「安土城下町再生『水と文化 葦舟で結ぶ風景の一考察』」と銘打って近江八幡市主催で機会をいただいたものです。
参加者:牧田、川崎(誠)、水野(剛)、三輪、岩本

 

まず山口先生から「地域固有の歴史的・文化的特質を生かした総合的な地域づくり」と題して
安土の景観保全活用上の課題や、研究室で取り組んでいた伊庭の水郷のお話されました。

学生チームの発表では「地域資源の活用による安土・近江八幡の活性化戦略 まちカレッジとヨシ舟で繋ぐ安土の文化」というタイトルで、5人で考えた提案について、私と三輪が発表しました。

発表内容は公共政策デザインコンペとミズベリングで出した案をブラッシュアップし、
近江八幡市全体の政策としてまちカレッジの提案と、まちカレッジの安土での第一歩として
すぐにでも実現可能なヨシ舟作り活動の提案を行いました。

 

当初の定員の倍近くの方に集まって頂きました

学生発表の様子

質疑応答の様子

質疑応答の様子

 

このプロジェクトは3月に始まったもので、この8ヶ月間私達は現地を歩いたり、住民の方にお話を聞いたり、資料を調べたりしながら、近江八幡の魅力は何なのか、これからもっと住みやすい街にするにはどうすればいいのか、ということを考えてきました。
そして今回は、これまでの集大成として私達の考えを住民の方の前で初めて発表する機会でした。

その初めての機会で、有料にも関わらず私達学生の発表を定員の倍近くの方が聞きに来てくださいました。
住民の方との質疑応答でも安土全体の課題を挙げる方が多く、安土の将来について住民の方が使命感・期待感を持っておられるということが強く伝わりました。

発表を終えて、住民の方や行政の方から「とてもおもしろい発表だった」というお褒めの言葉と「第一歩としてお祭りに合わせてイベントをやろう」という今後に向けての言葉を頂けたのがとても嬉しかったです。

どのような形で私達の提案が近江八幡の街に活かされていくのか、とても楽しみです。

 

船上から見た西の湖

発表の前に地元の方の案内で西の湖遊覧船に乗せていただきました

 

かつて竿飛びが行われた福島弁財天

街歩きで立ち寄った福島弁財天では、かつて竿飛びが行われました

 

 

じゅんじゅん

安土の郷土料理「じゅんじゅん」をごちそうになりました。美味しかったです

 

では季節の変わり目ですので、お体にお気をつけください。

<川崎誠登>

11月16日 ランドスケープデザイン特別セミナー

seminar151116(Click / PDF Download)

 

M1の水野剛志です.

研究室主催で、リスボン工科大学のCristina Castel-Branco先生の特別講演会を含む、

特別セミナーが開催されました.

 

Castel-Branco先生の講演では,土木設計・ランドスケープ業務における調査から設計段階までのプロセスに関して,先生の作品を交えながらお話頂きました.

お話の中で先生は,土木構造物は周辺に対して大きな影響を与えるため設計者はそこに注意しなければならないとおっしゃっていて,個人的にとても印象深く残りました.

 

公開ゼミのZhangさんの発表では,池泉式庭園の水辺の見えと空間の関係に関して,桂離宮を例として話をしました.発表後の質疑ではCastel-Branco先生から意見を頂き,議論が白熱しました.

最後の近江八幡プロジェクトの発表では,これまでの調査・コンペの成果の報告と今後の展望について述べました.

Castel-Branco先生は安土についても詳しく,とても貴重なご意見を頂くことができました.

 

今回のように海外のプロフェッショナルの先生の講演を聞き,さらに自分たちの研究に関して意見を頂ける機会はとても貴重なので,今回のセミナーに参加できて本当に良かったと思います.

Castle-Branco先生の特別講演

Castle-Branco先生の特別講演

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Zhangさんの発表

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近江八幡プロジェクトの発表

 

全体での集合写真

全体での集合写真

 

(M1 水野剛志)