08/10-13 2018年度夏季WS

今年度も夏季WSを開催しました。

今年度のWSの課題は実際の事業に即した
―近江八幡市「安寧のまちづくり事業『静かな水辺で暮らす』」国有地を含む水辺の再整備―
という内容で行われました。

1日目は現地見学を行うとともに、山口先生から「デザインの組み立て方」という題でレクチャーを頂きました。
近江八幡市の旧吉田邸で、近江八幡市政策推進課の方から近江八幡市の整備計画についてお話を頂いた後、山口先生から課題に対するレファレンスを交えてデザインの流れのレクチャーをしていただきました。
WSに参加するB4と一緒に、M1も同行しレクチャーを拝聴いたしました。

その後、ラコリーナ近江八幡の整備の仕方や来場者の様子、西の湖の自然環境や周辺の生活など対象地周辺を巡り、対象地では周囲の風景などを確かめながら各自イメージを膨らませていました。

2日目以降は研究室で各自作業を行っていきました。周辺の歴史や環境の情報収集、課題の発見とコンセプトの設定、コンセプトに応じた形・プログラムの設計といった各作業ごとに進捗状況を発表してもらい、M1を中心とした学生メンバーでエスキスをしながらそれぞれの案をブラッシュアップしていました。
山口先生のレクチャーを参考にしながら、各自得意なところに力を入れて、独自の案を練り上げており、M1もいい刺激を受けることができました。

最終日には山口先生、中島さん、村上さん、大川さん、阿部さんが来ていただき、パワーポイントを用いて、コンセプトや図面、パースを見せながらそれぞれの考えや強みを伝えていました。
発表の仕方やパワーポイントの作り方、デザイン案など様々なところにそれぞれの個性が現れていて、非常に面白い発表ばかりでした。

質疑では鋭い指摘や質問を頂き、発表者も聞いていた学生メンバーも非常に勉強になりました。来場者の人数や年齢層、周辺環境や施設との関わり方、形の持つ意味など様々な観点から、ストーリーを立ててデザインを進めていく重要性を教えていただきました。

最後になりましたが、2018年度WSに来ていただいたOBOGの皆様、現地見学でご協力いただいた近江八幡市の皆様、貴重なお時間頂きまして本当にありがとうございました!

(田中)